日時:3月27日(木)9:30~12:20 天気:晴れ 参加人数:23名
コース:ヤオコー前→緑ヶ丘公園→鹿放ケ丘公園(一次解散)→ヤオコー前
担当:小澤・荘子・三原・豊島[写真]・水野[報告]

ここ数日暖かい日が続き、サクラも咲き始めた。今回は街なかを歩くことが多いので、道端や街路樹の根元などに生えている植物などを観察することをメインにした。
ソメイヨシノ | ハナモモ | ユスラウメ |
早速、歩道脇や街路樹の植え込みを見ると、コンクリートなどの温かみの影響か、ヒメスミレ、トキワハゼ、ムシクサ、ノボロギクなどが花を咲かせていた。付近にはノジスミレも蕾を付けていた。みんなでワイワイ言いながら観察した。
ノボロギク | イモカタバミ | ノジスミレ |
「今まで雑草ということで余り注意していなかったけれど、名前を知ることにより、街中でも意外と多くの植物がある」と感心されている方がおられた。
コンクリートの隙間から顔を出している根性ツクシをみつけて「すごい!」という声も出た。
ツクシ | レンギョウ | アカオニタビラコ |
少し歩いた空き地で、マユミの芽吹きと蕾を観察していたところ、足元に濃い緑色をした一叢があった。少し臭い匂いのするチリチリとした葉をタンポポのように地面にペタッと貼り付け、葉の集まっている元には小さな蕾を付けていた。
今まで見たことがない植物であった。『何だろうな?』と思っていたら、最近見掛けるようになっている、インチンナズナという変な名前を持つ外来種だとのこと。
インチンナズナ | ヨコヅナサシガメ | コガタルリハムシ |
ホトケノザとヒメオドリコソウが隣同士にあったので、花の付き方、葉の違いなども比較することができた。

最近よく見かけるツタバウンランが家の壁を這い上り、花を咲かせていた。奇麗だけれど取った方が家にとっては良いのではないかと思った。又、塀のコンクリートと道の境にマルバマンネングサ?と思えるものがあった。もしそうだったら牧野博士が見つけたものになる。公園のハルニレにはカラスの巣がかかっていた。
ツタバウンラン | マルバマンネングサ |
残念ながら、ハルニレはまだ芽吹いている様には見えなかった。ニンジンの葉っぱのようで白い花を咲かせていたものがあった。オルラヤ(オルレア)ホワイトレースだった。葉だけだとヤブジラミと区別がつかない。

日の当たる田圃道に出るとアンズの花が真っ盛り。オオイヌノフグリがブルーの可愛い花を咲かせ、近くではタチイヌノフグリも遠慮深そうに小さな青い花を咲かせていた。フキノトウは塔立って少し汚らしく見えた。
アンズ | オオイヌノフグリ | ローズマリー |
この辺りには黄色い菜の花が咲き、キタテハ、モンシロチョウなどの蝶類が飛んでいた。太いセンダンの木の実は落ち、この木の実生と思われるものには、まだ干からびた実がついていた。ぬるぬるした果肉を取り、星形をした核果を観察した。
アセビ | ヒイラギナンテン | ミモザ |
日の当たる壁際には、大きく育ったコマツヨイグサも沢山の花を咲かせていた。鹿放ケ丘公園へ行く畑の脇にトウダイグサを見つけた。「ネコノメソウと似ている!」という声も聞こえた。
トウダイグサ | ハナニラ |
鹿放ケ丘公園のサクラは木によって一分咲きだったり、全く咲いていなかったりと違っていたが、少し花見ができた。
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