日時:2024年10月19日(土)8:15~14:45 天候:晴れ 参加者:21名
コース:四街道駅(集合)→東京(乗り換え)→池袋駅→大泉学園駅→牧野記念庭園(昼食,一次解散)→石神井公園→石神井公園駅(解散)
担当:荘子、三原、水野[報告][写真]豊島、栗山
天気予報どおり暑くなり、この時期としては真夏日の記録更新となる31度となった。
道端に咲くヤノネボンテンカなどを観察しながら、牧野記念庭園に向かった。
庭園では、初めに牧野博士のひ孫になる方から、記念庭園や牧野博士の生存中の事々(本人は好きなことをやって満足だっただろうが、周りは大変だったということ)などを、面白おかしく話をしていただいた。
その後、NHKで使われた本物ソックリのレプリカをみた。その中のツチトリモチを見て、これはキノコだろうか?と言われた方がいた。良く解らなかったので調べたら、他の植物に寄生する被子植物なので、種子を作るとのことだった。
庭園はキンモクセイの香りであふれ、ジョウロウホトトギスが下向きの黄色い花、シモバシラとマルバフジバカマが白い花を咲かせていた。サツマスゲなど名も知らない草が沢山あった。
又、ヒトツバヒイラギなど、牧野博士が植えたという印が付いた木々も沢山あった。その中にヘラノキというのがあった。どこがヘラだと思っていたら、シナノキやボダイジュのように、種子の付いている花柄にヘラ形の葉のようなものが付いていた(苞というらしい)。よく名付けたものだ。
繇條書屋(ようじょうしょおく)と名付けられた本の溢れた書斎や常設・企画展示室を見た後、庭のベンチで蚊に悩みながら弁当をつかった。その後、一次解散となったが、誰も帰らなかった。そこで、全員で石神井公園へ行くことになった。暑い中、汗をかきながら、25分ぐらい頑張って歩いた。
石神井公園は自然がよく残されている公園で、木陰に入ると一気に涼しさを感じた。川がせき止められたような細長い池が長く続き、木も大きくて、古くから大切にされてきた公園だなと感じた。
カルガモやアオサギも人馴れをしているのか、逃げようとする気配も見せなかった。ヒメジャノメが飛ぶ池の端では、数か所でミツガシワが見られ、ヤマアイも茂っていた。未だにコウホネの花が一輪咲いていた。
枝先に房状の実を付けた木があった、何だろうと思っていたら、リョウブだとのこと。しみじみと観察した。『虫のレストラン』と名付けられ、人の手が入っていない場所も所どころ設けられていた。
そこにはアレチヌスビトハギが花を咲かせていたが、名前からイメージするよりも美しい花で感心した。1.5m程になったシロネも花を付けていたが、大きく育ちすぎてシロネと思えなかった。同じ所で、カリガネソウも青紫色の花を満開につけていた。
どちらも茎が角張っていて、シソ科だというのが良く解った。インゲンのように連なるエンジュの実や、房状になって垂れさがるハゼの実を見て公園を出た。
石神井公園駅のたわわに実を付けたシマトネリコの下で解散した。
上記以外の豊島さんと栗山さんのお写真をまとめましたので下記で確認下さい。写真の順番はカメラの時間で決まります。お二人のカメラの時計の違いにより、順番が前後したりしますが、そこの調整はしていません。