たろやまの郷・ムクロジの里自然観察会

日時:2024年10月11日(金)9:30~11:50<晴れ>参加人数:19名

コース:たろやまの郷→旧郷土の森斜面林→ムクロジの里→蓮花寺・香取神社→たろやまの郷(解散)

担 当:B班 晝間・藤吉・森・栗山[写真]・尾澤[報告]

コナラルートを歩く【栗山】24.10.11
コナラルートを歩く【栗山】24.10.11

たろやまの郷入り口には新しく侵入してきた花であるマルバルコウソウがあり、その紹介から観察会は始まった。いつもはクズがはびこっていたが、今年は早くクズを処分したからだろうか、マルバルコウソウのいつの間にかのはびこりである。

さてコナラルートに入り、ヤブコウジの実を探したが、残念ながらなかった。

イヌショウマの花が咲きだしているところにタマゴタケがちょうど殻を破ってきたところに出会った。その近くには傘をひろげているタマゴタケもあった。卵の殻をちょうど突き破ろうとしているタマゴタケも見つかるかもと思った。

スダジイルートに入り、カラタチバナとマンリョウの実を探したが、実はあったが、それぞれ色付きはまだであった。次に今年久しぶりにタシロランの出現したところを通った。数十株も出たとのこと、来年の夏が楽しみである。

そして田に出た。稲刈りが終わったばかりの田は、ヒレタゴボウ、コナギ、ヒメジソ、ボントクタデと雑草の花盛りである。

 

総武線のガード下を通って右手には一面サクラタデが咲いていた。秋の桜というとコスモスが思い浮かぶが、目をよく見開かねばならないが、ここでも秋の桜の花見ができるんだという思いがした。

その先の脇にはレモンエゴマの花が咲いていた。葉を少しかじるとシソとは全然違うさわやかさを感じて、旧郷土の森斜面林沿いの道に入った。ガマズミ、コバノガマズミ、ゴンズイ、ツリバナとそれぞれ実は赤く色づいていた。

さて、旧郷土の森から栗山踏切に向かった。道沿いにはヤブツルアズキの花と実、クサネムの実、クズの実、トキリマメの実、ツルマメの実、ヤブマメの花と実とマメ科の植物の観察ができた。

 

 

ムクロジの里に入り、少し休憩となった。肝心のムクロジには今年は花が咲かなかったのか、残念ながら実はなかった。

途中、コバノセンダングサが咲いているところを通った。同じ舌状花が黄色い「センダングサ」はどうなっているのか、見つけたいなと思った。

香取神社の出入り口にあるしだれるハギが気になり、丸葉なのでミヤギノハギではないとのこと。栗山さんが「ダルマハギ」という園芸種だと調べて教えてくれて一安心であった。そして解散場所のたろやまの郷駐車場に戻った。

ダルマハギ
ダルマハギ

この他の写真は下記のアルバムをご参照ください。

当日配付資料に記載した下見(4日)で確認した見どころは下表の通りです。