日 時:2024年5月14日(火) 9:30~14:00 天気:晴れ 参加人数:18名
コース:中央博物館前(集合)→旧東金街道→花博記念庭園→渓流園→つくしんぼの家
→わんぱく広場→西洋庭園展望所(昼食)→生態園→中央博物館前(解散)
担 当:B班 尾澤・栗山・藤吉・森・横山(文責)
青葉の森で満開のヒトツバタゴに出会ったのは何年前のことだったか、その感動が味わえると期待していたが、最初にリーダーから「ヒトツバタゴもハンカチノキも既に花枯れです。」と話があった。
残念!今年は春の開花時期がめちゃくちゃだ。今日は新緑の下、森林浴を楽しみましょうと出発する。
早速、シロバナマンテマ、コメツブツメクサ、クスダマツメクサ、ハナヌカススキが目に留まる。
ヤセウツボはシロツメグサ、アカツメグサが主な宿主だが、マメ科以外でも寄生する逞しさ。
旧東金街道を歩くと、棘があるツルグミが伸び、金と銀の花を付けたスイカズラが香り、トベラとシャリンバイが並んで花を咲かせている。違いがよくわかる。
花博記念庭園では、大きなユリノキにオレンジ色の斑紋をもつ黄緑色の花が咲いている。
チューリップツリーとはよく言ったものだ。ギョリュウ、ミモザ、ヒメシャラは花は終わっていたが、じっくり観察できた。
7年前台風で倒れたハンカチノキは元気になって今年も花を咲かせたようだ。プラタナスは大きく枝を伸ばし新緑が鮮やかだ。
渓流園に向かって進むと、スダジイの雄花と雌花、クスノキの花、アセビの実、イボタノキの花、リョウブの蕾など手に取ってみることが出来た。
路上にエゴノキの白い花が落ちている。花冠が4つに分かれているものから7つに分かれているものまで見つかった。
その先には黄色い雄花がたくさん落ちている。見上げると、イイギリの花がブドウのようにぶら下がっている。香りがとてもいい。
イイギリは雌雄異株で、雌花は地味な花とのこと。秋に鮮やかな赤い実を付けるのは雌株なのか、観察意欲が湧いてくる。
わんぱく広場で別名「ナンジャモンジャ」のヒトツバタゴを見る。次回は花も見たいものだ。トウカエデやキンメイチクの林の横を抜け青葉が池に出ると、湿地を好むハンノキが見られた。
荒久古墳を周り西洋庭園で昼食。トチノキの花と小さな緑の実が見られた。これがあの堅いトチの実になるのか。
午後は生態園。砂地の植物、ハマヒルガオ、ハマボウフウ、ハマエンドウの花が咲いている。鬱蒼とした常緑広葉樹林の下に、ランのようなハナミョウガ。
千葉県が分布の北限。小さい実を付けたイヌビワも房総でおなじみの木だ。舟田池では遊泳中のカイツブリの親子をしばし観察。
そしてフィナーレはウメガサソウ。下を向いた白い花は1センチに満たないかわいい花、よくぞ見つけてくださった。
めざす花の時期に観察会を合わせるのは難しいけど、また別の様々な植物との出会いがあり、感動があると実感できた観察会だった。
その他写真
栗山さん:https://photos.app.goo.gl/6Dw1Bvgd6KcovFtm6
森さん:https://photos.app.goo.gl/R9D6tjd6uLgHUSkTA