物井観察会

日時:2024年4月15日(月)9:30~11:50(晴れ)参加人数 21名 

コース:JR物井駅 → 駅北側の田沿いの道 → 宝蔵院近くの斜面 → 天照皇大神社脇 → 円福寺(トイレ休憩) → 古屋城祉 → 古屋城址西側出入口付近(解散)

担当:栗山・晝間・藤吉・森・横山・尾澤(文責)【写真:栗山】

この観察会は去年雨のため中止となったが、毎年定点観測のように行っている恒例の観察会である。

 

今年は一週間ほど早めての実施となったが、その分ニリンソウなどがきれいに咲きそろっていることを期待しての実施となった。 

 まず駅近くの空き地にはスズメノエンドウが咲いていた。

ちょっと前の観察会ではカラスノエンドウしか見られなかったはずなのに、植物相は少しずつ動いているようである。

 

これからはカラスノエンドウに混じってスズメノエンドウが増えてくるだろうし、いずれカスマグサも出てくるのでは思っている。

 田沿いの道に入り、斜面林の下にはいつものオドリコソウが元気にたくさん咲いており、その中にミツカドネギも二株ほど花を咲かせていた。

 

田んぼ側に目を転じるとスズメノテッポウ、タガラシ、ナヨクサフジと咲いていた。道路沿いでは、オオキンケイギクの葉が前より少し増えて出ていた。 

奥の田ぞいの道ばたには、ウマノスズクサの葉が出ていた。つるが伸びるのはこれからであろうし、ジャコウアゲハが現れるのもこれからであろう。 

 

またオオアマナも数本花をつけているのを初めて見つけた。これは、宝蔵院手前の坂道脇に咲いていたものが進出してきたようだ。 

あとはブルーベリーの花、ポポーの花、ヒトリシズカの花をみて、円福寺で休憩となった。

 

庭には、クマガイソウ、シロヤマブキ、イカリソウ、キエビネ、シュンランとここでも春の花が今が盛りと咲いていた。 

そのあと物井弁天には行かずに直接古屋城祉に行き、ナシの花をみて、古屋城址を突っ切り、西出入り口を出たところで解散となった。

 

 

今年はサクラの花がいつもより遅く咲いたのでスプリングエフェメラルはどうかなと少し心配したが、いつも通りに春の花に出会えて一安心した1日であった。