日時:2024年2月28日(水)9:30~12:10<晴れ>参加人数27名
コース:成田駅→薬師堂→釈迦堂→公園出入口→書道博物館前→本堂東(公園出入口下)
担当:栗山・藤吉・森・尾澤(文責)【写真:栗山、豊島】
3年ぶりであろうか、久しぶりにJR成田駅に27名が集まった。
薬師堂までは参詣道を行った。そのあと出世稲荷へ行く細い道に入った。
発心院の庭にはシキミの花が咲きだしていた。出世稲荷のすぐ先に展望のよいところがあり、今日は冬晴れなので、筑波山まできれいに見えた。
ちょっと得をした気分になった。降りると釈迦堂前である。
ここにはタチバナ、シャラノキとある。タチバナは日本特産のミカンであるが、食べられないと説明した。よくみると鳥も食べてはいない。
シャラノキは沙羅双樹ともいい、釈迦の涅槃の時の木である。実際はこの木ではない。インドの木に似せてこの木を日本ではシャラノキといっていて、この木はナツツバキであると説明した。
そしたら「あの木は何。」と聞く人がいた。落葉樹?で「日本」のボダイジュだと思い出した。
インドのボダイジュは、暴れまわる木と言われているようだが、この中国原産の木は、葉の形が少し似ているだけでボダイジュというが、少しおとなしい木と思われる。
あとは釈迦堂の外壁の彫刻飾りやあまのじゃくを見て、成田もうでの賑わいを肌で感じることができた。
光明堂脇から成田山公園に入っていった。まず滝下へ行った。公園の滝としては水量、落差とも雄大さは感じられた。
そして流れに沿って歩いて、季節感を感じてほしいという思いも感じられた。木々には季節感は感じられるが、下草部分には、整備が行き届きすぎ、感じられなかった。
サンシュユ、ウメとみて、いつもよくついていたヨウラクランのところに来て探したが、やや上の方についていた感があった。
書道美術館下のヒイラギの古木にはヨウラクランはよくついていた。書道美術館前脇の水琴窟、ハクショウと楽しませてもらえた。
ただクロマツが見当たらなかったことと、カイノキが派手に切られていて、枝が少なかったことが残念であった。
また他にキッコウハグマやイチヤクソウの実も見た。これらは整備作業(下草刈り)をかろうじて免れた部類になるのだろうと思った。
あとは寒さ除けのために多分ワラをまいた枝分かれしたソテツをみて、今日の観察会のお目当てのウメをみた。ウメはちょっと盛りは過ぎたなと感じながら、成田山公園を出て、階段を降り、解散場所の大本堂東の一画に集まった。