吉見・羽鳥自然観察会

日 時:2023年10月5日(木)9:30~13:50<曇り>参加人数:17名

コース:千代田公民館→飯綱神社下→吉見の田沿い→吉見霊園(昼食)→甲賀神社→羽鳥・亀崎畑沿い→千代田公民館

担当:栗山・晝間・藤吉・森・尾澤(文責)【写真:栗山】

この観察会は、はじめの私の構想では、稲刈り後の水田雑草を観察しようであった。ただ今年の夏はすごく暑かったのでその影響を確かめる観察会となってしまったと思っている。

 

まず、バス道路沿いの道では除草剤をまいたところに出会った。

 

 

草はたくさん枯れていたが、マルバツユクサだけはかろうじて緑のままである。マルバツユクサの強さを改めて感じた次第である。

次に雑草がはびこっているピーナッツ畑、サツマイモ畑などをみて、森へと入っていった。

 

この森のやや陽の光が入る、奥まったところには、ミズタマソウ、ハダカホオズキの花が下見の時には咲いていたので、紹介しようとしたが、いつのまにかミズタマソウもハダカホオズキも実になっていた。少し残念。

飯綱神社近くの田では、稲刈りは終わり、ツユクサ、マルバツユクサ、イヌビユ、ケイヌビユあたりがはびこっていたので、そのまま斜面林の観察へと移っていった。

 

スズメウリ、ウマノスズクサ、チャノキ、メナモミと観察していった。

 

 

ウマノスズクサは数本見つかったが、みなつるは短く、花は見つからず、虫もついていなかった。メナモミは、ちょうど花が咲きだしたばかりでネバネバがでるのはもう少し後のようである。

途中用水路のところで、下見では見られなかったアキノウナギツカミをみつけた。まだつぼみではあったが、見るのは久しぶりの感がある。

 

 

反対側の斜面林の観察に移り、奥のところで1本ではあるがカシワバハグマが元氣に咲いていたので安心した。

 

その後、田を横切り、吉見霊園に近づいたところにもカシワバハグマが数本見つかった。下見の時には近くの黒米に見とれていて見過ごしたようである。

吉見霊園での昼食後、雑草刈りをやっとしている用水路沿いのあぜでなんとかボントクタデ、アレチハナガサを見て、甲賀神社へと向かった。

 

 

結局ヤナギタデ、アゼナ、アゼトウガラシ、コナギなどの水田雑草は見られなかった。甲賀神社は少し前に全面下草刈りをしたので、鹿島川沿い田んぼと佐倉の町方面の景色をみて、少し休んだ。

あとは羽鳥・亀崎の畑沿いの道をやや日差しを気にして歩いた。やはり畑の手入れも暑さのためできず、荒れたところが多かった。

 

以前道端にフタバムグラがあったのだが、なくなってしまったのだろうか少なくとも見つけることはできなかった。

 

 

あとは、行きに使った熊野神社手前の横断歩道を渡り、行きに使ったバス道路は使わず、日陰の多い森の道を下り、右に登り、福祉作業所の手前に出て、千代田公民館へ向かった。