日時:2023年6月28日(水)9:30~13:45<晴れ>参加人数:19名
コース:総合公園→吉岡・大六天神社→御成台公園(昼食)→吉岡林縁→総合公園
担 当:小澤・荘子・三原・渡辺(幸)・水野(文隻)
蒸し暑くなる予報が出ていたので、水分の補給に気を遣おうということで出発した。
出発してすぐ、オカメザサの中にナワシロイチゴの赤い実が沢山実っていたので、少し頂き味わってみた。甘さよりも酸っぱさが勝っている味だった。
ドウダンツツジには、沢山のクサグモが棚状の巣を張っていた。
公園は下草が刈られていたので、ナガバハエドクソウを観察できなかった。
公園を出たところにヒメコウゾが黄色の実を付けていた。これも味わってみたが、今度はぬめりと甘みがあっておいしかった。
交差点付近にあった、コメツブツメクサかなと思っていたものがコメツブウマゴヤシだと分かり、勉強になった。
ここにはシナガワハギもあり、こんなところに!と吃驚した。
造成途中の道路わきには、オオキンケイギクとアメリカオニアザミがあり、実の中には多くの種もあり、いかにも厄介物という感じだった。
アレチヌスビトハギも夏の日差しで大きな草丈になっていた。古村らしいドッシリとした民家が続き、イヌマキで造作された垣根には、房状の雄花が沢山ついていた。雌花はどれかと探したが見つからなかった。雄の木だけで作られた垣根なのだろうか?
ナンテンの花にはクマバチやベニカミキリが来ていた。車が沢山通る道を一列で気を付けながら急ぎ、大六天神社の森で一休み。
数年前、確かここにはウマノアシガタがあったけれど、今回はまったく見ることができなかった。残念である。
薄暗い参道を進むと道の真ん中に40cmもあるミスジコウガイビルがうごめいていた。この近くの木の葉にはホタルガが止まり、その下でモゾモゾ動くものがいた。カブトムシだった。「大きい!とても大きい!」という声が揚がった。
日当たりの良い所に出たら、目の前にナワシロイチゴの赤い実が飛び込んできた。
今度はもう手を出す人はいなかった。情報大学前の歩道にはヒトツバハギとクルマバヒメハギがあった。珍しい物なのでは?と盛り上がった。
ニイニイゼミの鳴く公園で昼食休憩。以前、この公園にはオオバノトンボソウがあったが、残念ながら見ることができなかった。
帰りにネジバナの花の元に毛があるか?(ネジバナ)、ないか?(ハチジョウネジバナ)を調べたけれど、全部毛のあるネジバナだった。白花のネジバナも見かけた。
クマヤナギの蕾、クララの実、タカトウダイの蕾などを見ながら歩いていると、「これ何?」という声。チゴザサだとのこと。とてもかわいらしい蕾を付けていて、とても笹のようには見えなかった。
又、休耕田にはコウガイゼキショウ、ヌメリグサ、クサイ、ホソイなどが生え、草をかき分けてコウホネを見に行った方もおられた。
3輪の花があったとのこと。沢山の方々の目があったので、思わぬものを見つけられた観察会だった。