日時:2023年3月7日(火)9:30~12:09<晴れ>参加人数:21名
コース:JR稲毛駅→稲毛東公園→草野水路→川岸公園近く分岐→浅間神社→ゆかりの家いなげ→神谷伝兵衛別荘→千葉森林管理事務所松林→R稲毛駅
担当:藤吉・尾澤(文責)講師 太田慶子さん
3月の暖かい朝、JR稲毛駅に集合。まず講師の太田さんから稲毛の地形の説明を受け、出発した。
台地から低地へ降りていく道には1本のタブの大木があった。そこから少し進んだ民家の庭には、ナギ、タラヨウが植えてあった。ちょうど主人が出てきて、ナギの小枝を数本剪って分けてくれた。
葉をとり、ぱきんとわれる感触を味わい、また横にわろうとするとできないので、縁結びや夫婦円満のお守りにする訳を知り、大事に持って帰る人がでてきた。実をいうと私もその一人である。
草野水路に出ると、オオバンやアカミミガメをまたみることができたが、
下見ではみることができなかったコガモをみることができた。そこより下流に行くと、今回はボラをみることはできなかったが、ホシハジロをみることができた。
すでにカップルができていたようで、取り残されたオスもいて、がんばれと声援を送っている姿もみられた。
やがて駅に近い鳥居から浅間神社に入った。
入ったらすぐのところではカイノキなのかハイノキなのかどっちなのの問題が起きた。太田さんに聞いたところ、「ハイノキ」だということだ。
この浅間神社の庭には、タイワンツバキは咲いた形跡はあるが、ハイノキをはじめとして、ミヤマガンショウ、キンカチャ、セイシカと果たして花が咲くのか疑わしいのでは。春深くなったならば、またきてもよいかもしれない。
その後ゆかりの家いなげへ行く。ここではハランの大きな実とつぼみをみた。ハルニレもみたが、溥傑さんもみたのか、それとも満州を思ってだれかが植えたのか、いろいろ想像させる木だと思った。
国道14号沿いの歩道に出て、イヌノフグリ探しとなった。1件の民家の塀と歩道との境目に花も咲き、実もついたイヌノフグリを見つけた。
その後神谷伝兵衛別荘に出てその庭をみた後、イヌノフグリ探しを続けた。稲毛陸橋に入る道路を左折したが、下見の時には、見つけられなかったイヌノフグリを数株見つけることができた。
県森林管理事務所の松林では、どうして根上り松状態のクロマツになったのか太田さんの説明を聞いた。
広大な埋立地ができたことによって、白砂青松の海岸景色が消え、このマツにも影響がでてきたということだ。その後、住宅地を通り、稲毛駅に急いだ。
この観察会は、過去3年間コロナのためにできないでいた。4回目の正直で、やっとできた。絶滅危惧種のイヌノフグリを市街地稲毛でみつけられて、ほっと一安心である。