日時:2022年11月8日(火)9:30~12:10<晴れ>参加人数:26名
コース:旭公民館→みそら中央公園→南波佐間遊歩道→防火用水→総合公園駐車場→旭中→旭公民館
担当:栗山・藤吉・松川・森・横山・尾澤(文責)
秋晴れのこの日、26名が集まり、観察会が始まった。まず、公民館の駐車場に降り、この頃目立つ植物ハイニシキソウの観察をした。この植物とアレチニシキソウはこれからも道端に出没してくれると思われる。
田や休耕田に降りたところでは、ススキとオギが隣り合っており、その違いをみな手に取り合って見比べていた。ただし「これが芒なの?」と年配者同士では細かいものの区別は大変のようであった。
いよいよ南波佐間地区に入り、遊歩道ではヒラタケが出ているところがあり、こんなところにと皆おどろいていた。その後、車道に出て、ツタウルシの紅葉、ムクロジの黄葉と実をみて、キバナアキギリがかろうじて咲いているところにでた。
栗山さんがキバナアキギリの花を一つ採り上げ、細い棒を花に挿し、ハナバチなどの虫の背に花粉がつく、その仕組みを実演してみせてくれた。みんななるほどと感心していた。
さて防火用水の脇には草もみじとなって実をたくさんつけたカラスノゴマがあった。庭に植えてみようと「ゴマ」を持って帰る人もいた。去年は黄色い花が下向きにポツポツと咲いていたのだが、1年違うとこんなにも違うものなんだとつくづくと思った。
その防火用水から細い坂道があり、進んでいくといつも実を落としているケンポナシの実がやはり見つからない。今年は実をつけなかったようだ。実の柄をかんで甘い汁を味わおうと期待していたが残念である。そのあとはクロヤツシロランの実探しである。
下見の時には2個しか見つけられなかったが、そのあとにニョキッと出てきたかもしれないが、10本位新たに見つけることができた。さすが多くの目を集めるとすぐに見つけられるものだ。
9月下旬の山梨の森観察会の時にクロヤツシロランの花をみつけようとしたが、見つけられなかった。もう少しあとに花が咲くのか、それとも花を見つけるのはそもそも難しいのか、いろいろ疑問をもったが、こんなに実が見つかるのなら、やはり花はみてみたいなとつくづく思うようになった。
ゴルフ場脇の坂道を上り、総合公園駐車場に出て、あとはトウワタ、ナツメとそれぞれ実をみて、旭中に入った。お目当てのリンドウは今が盛りと多数咲いていた。ある人はセンブリもあったのにといっていたが、今年最後の観察会にリンドウという花を見せることができてよかったと思う。あと旭中の外の道の脇にミズナラの幼木数本がまだ生きていたのを確認できたのもよかったと思う。
この観察会は、昨年この時期に企画して、当日は雨が降り、できなかった観察会である。1年ぶりに無事にできてほっとしている。
※写真タイトルはありません。