日時:2021年11月2日(火)9:30~12:15 天気:曇り 参加人数:17名 コース:総合公園→吉岡林縁→春日神社→吉岡林縁→総合公園
担当:小澤・荘子・三原・渡辺(幸)・豊島[写真]・水野【文責】
このところコロナ感染状況が落ち着いており、少し安心して観察会ができると感じている。今日も参加者はまだまだ少なかったが、久しぶりに参加した方もいて秋の里山の観察に出発した。
アキニレの実の付き具合を見ながら、ハルニレは四街道には少ないとか、この冬はどれだけの鳥が訪れるだろうかとの話になった。今年のドングリは豊作だ!とマテバシイのドングリを踏みしめて歩いた。
道の両側にツツジが花を咲かせていた。同じような場所にあるにもかかわらず、咲いていないツツジもあった。どうしてだろう?『日照?気温?個性?』等と意見が出たが、結論はつけられなかった。
サワガニがいることに吃驚し、ヤマハッカ、オトコエシ、イヌトウバナ、キンミズヒキなどの実を観察し、リンドウの花の美しい青色に感動を覚えた。
そのうち、どこからともなくカツラの甘い匂いが漂ってきたので、みんなで葉を拾って匂いを嗅いだ。ホオノキの大きな葉がたくさん落ちていて、当然だがホオバ味噌の話が出た。木を見上げたけれども、実の姿は見ることはできなかった。
公園の外にでると、数本のコミカンソウが赤く色づいているのが目に付いた。来年はもっと数が増えるに違いない。国道を渡り細い道に入ると、クコの花と実が同時に付いているのを見つけた。またまた『どうしてだろう?』と疑問が生じた。
この道には、今年はあまり見かけなかったカラスウリの実が沢山あった。オオブタクサの雄花と雌花の付き方を観察して少し歩いたら、道端に刈られたばかり紫色をした花があった。ヤマラッキョウの花であった。刈られた痕を見てみると来年も大丈夫そうであった。
両側にカナムグラが茂るこの細道では、クロコノマチョウ、キタテハ、キタキチョウ、ウラギンシジミなどの蝶々も見ることができた。
休耕田の中に、拳のような実をつけた穂状のものがスックと立っていた。『何だろう?』と話し合い、マツカサススキではないか?となった。私にとって名前も実物も初めてのものであった。
春日神社前にあったスズメウリの実を食べた方の感想は『キュウリのような味』とのことだった。神社はアカガシ、ムクノキなどの樹々で鬱蒼としており、参道の脇にはイチヤクソウやキッコウハグマが実をつけていた。よく観察したのか予定よりも時間がかかり、帰り道を急いだ。皆さん満足げな顔をしておられた。
其外の写真下記をごらんください。
以下は森さんの写真です。