日時:2021年10月7日(木)9:30~12:00 天気:曇 参加人数:14名
コース:ビジターセンター→入口付近→カタクリ自生地→下の池→野草園→いずみ橋→ビジターセンター
担当:藤吉・松川・森・横山・栗山[写真] 尾澤[文責]
緊急事態宣言が解除され、いよいよ本格的に観察会が出来ると意気込んだが、14名が参加のこじんまりした観察会となった。
はじめに観察したのは、ホオノキの実。落ちたばかりの実は赤い種子が見え、これがみずみずしい。次にテンニンソウ。下見の時にはつぼみが出ていたが、今日は咲いているだろうと思っていたが、残念、つぼみが大きくなっただけであった。
入口近くのオニバスの小さな池に行き、その葉とつぼみをみる。すでに花は咲き終わっているので、このつぼみは、どうなるのか、おそらく枯れると思うが、どうだろう。
ヒシもあり、この前は気がつかなかったがかわいい白い花がひとつ咲いている。裏をみてみるとしっかり実が三つもできている。
忍者が使うまきびしとは違う大きな刺が2つ開いてついているので、ヒシとしてよいと思った。なお白色のつぼみも見えたが、参加者の方がヒツジグサと教えてくださった。なるほど、午後になったら開くということか思った。でもこれもオニバスと同じ運命なのか、わからない。
さらにヒイラギモクセイのところにいったら、白い花が咲いている。いい香りである。よくみたらその手前奥にキンモクセイも元気に咲いている。9月に咲いていたはずと思っていたが、今が盛りと咲いている。
少し行くとキバナアキギリも今が盛りと咲いている。こちらは蜜が吸えるとチャレンジする人も出てきた。
メグスリノキのところから下へ降りていくと、ダンドボロギクが白くはじけて群生している。この前は1輪しかみなかったヤクシソウがちらほら咲きだしている。
カツラの甘い香りがしだしている。コクサギの実や葉の観察をしたら、これもいいにおいがするといいだす人もいる。うん確かにクサギも食欲を誘うゴマの香りに似ていると思う私も、嗅いでみたが、はたしてこれはいいにおいといえるだろうかと思ってしまうのだが。
さてその後ツクバトリカブト、シラヤマギク、シロヨメナと観察していったら、島の池の休憩地点についた時は11時過ぎになってしまった。
その後、オシドリがいた、どこ?と、オシドリ探しをしていた結果、ハス池まで行けず、手前の分岐で野草園へ行くこととなった。途中ぶどうのように実をつけたマルバチシャノキをみて、階段のところでは咲き始めたサラシナショウマとまだ咲き続けているイヌショウマをみることができた。
野草園では、元気のよいホトトギス、咲き終わったヤマホトトギス、もうじき咲き終わるメハジキなどをみることができた。できればもう少しゆっくりみてみたいところだ。
その後出発地点に12時前につき、観察会は無事に終わった。