日時:令和3年4月30日(金)9:30~12:15 天気:晴れ 参加人数:24名
コース:JR物井駅→宝蔵院→円福寺→物井弁財天(1次解散)→清久寺→千代田公民館
担 当:藤吉・松川・森 [写真]・尾澤[文責]・栗山[写真]
物井駅前の新しい道から、内に田が広がる用水路沿いの道に入る。今年は草木の生長が早いのか、カラスノエンドウは実がたくさんでき、ふくれはじめている時期であった。近くのクリの木には花軸が既にでき、つぼみが出来始めていた。道端のトウダイグサは、杯から実がこぼれていた。
田は田植えの最中であった。その先のオドリコソウは、おととしの台風の影響で倒れた倒木の間で今が盛りと咲いていた。そこではサンカクネギという植物を知ることができた。
田の縁には特定外来生物のオオキンケイギクがつぼみを持っていた。またウマノスズクサのつるが伸びだしていて、下見の時に見たジャコウアゲハが飛んでいるのをまた見ることができ、卵も見ることができた。
宝蔵院前の斜面では、いつも満開のニリンソウはほとんど終わりかけていた。ジロボウエンゴサク、シロバナジロボウエンゴサクもなんとか咲いているのを見つけることができた。
円福寺では、クマガイソウはすでに終わっていて、シャクナゲが盛んに咲いていた。弁財天手前の小さな池のアケビのつるには実の赤ちゃんがすでについていた。また弁財天手前の斜面では、ニセアカシアの白い花が匂いたちこめ咲いていた。
さて、ミズバショウやカジイチゴ、ニリンソウがいつも咲いている花壇は、すでに花が終わり、雑草が生い茂っているので、そのまま車道の方へと歩いて行った。途中セイヨウジュウニヒトエ(後からわかったが)に出会うことができた。
弁財天では数名の方と別れ、大部分の方は、亀崎の田の縁を元気に歩いて行った。いつものコウヤワラビのあるところで水路をわたった。コウヤワラビは芽を出している最中であった。
イヌゴシュユという木のところから、田の奥を見てみたら、下見の時には3分の1位は残っていたのだが(ニリンソウの白い花も)、見事にきれいに刈られていた。これは残念である。
清久寺の入口近くのナツフジのつると葉が出てきたことを確かめ、イヌノフグリ探しに入った。奥の民家の垣根の下に10株近くは見つけることができた。目を転じたら、フキと一緒にニリンソウが結構何株か咲き残っていた。
後は、一旦広い道路に出て、中に折れ、キュウイが脇に咲いている道を下り、T字路を右に上り、最終的には千代田公民館に着いた。
着いた時刻が12時15分頃で、ニリンソウ、ジロボウエンゴサクなどが充分見れなかったことを考慮すると、時期を10日間くらいは早め、ショートコースに変更もありえると思う。
当日の観察会ルートは下図を参照ください。
その他の写真は下記を参照ください。