金光院と御成街道自然観察会

日時:令和3年4月16日(金)9:30~12:15 天気:くもり 参加人数:17名        コース:イコアス千城台→御成街道→御成公園→大宮神社→金光院→イコアス千城台

担当:小澤・荘子・豊島・三原・水野(文責)

 

コロナ禍のため1年2カ月ぶりの観察会であった。まだまだコロナ感染の恐れがあり、マスクを付け、距離をとり、話を控えながらの観察会となった。 

 今年は暖かい日が続き、季節が10日ほど進んでいるような状態で、集合場所の植え込みにあるハナミズキの花が茶色くなって散り始めていた。

道路脇の並木の狭い植え込みを覗いてみたら、マンテマやコメツブツメクサが健気に花を咲かせていた。

歩道の両脇を見ながら歩いたが、アマドコロ、スズランなどが咲き、オオバギボウシ(若芽はウルイと言って食べられると盛り上がった)も葉を伸ばしていた。ニシキギもきれいな若葉を出していた。御成公園はコナラ・ケヤキなどの若葉で薄緑色になり、非常にきれいであった。ナツグミの花が咲き、コナラの雄花と雌花の確認をした。

また、木の枝で守られたキンランが黄色の花を咲かせていた。手入れが良くされ大切にされている公園だと思った。

 

一里塚の跡にある解説文を読んで御成街道の歴史を学び、今も多くの車が行き交う街道を気を付けて歩いていたところ、1.2~1.3cmぐらいの大きなテントウムシを見つけた。

ハラグロオオテントウとのことで初めて見たと思う。

大宮神社の境内はホウチャクソウ、ジュウニヒトエ、ウラシマソウ、ヤブニンジンなどの花が今を盛りと咲き、ヤマユリ、アカネなども芽を伸ばしていて、心が落ち着く場所である。道端のタケノコは大分大きくなっていて時期は過ぎ去ったか?ヤマブキの八重や一重の黄色の花も満開であった。春は黄色の花が多いなとも思った。

目的地の金光院に着いたら、赤いボタンの花が迎えてくれた。シキミの花はもう終わり頃であったが、ホオの大きな蕾は開花までもう一息である。この寺は徳川家康が泊まったという寺であり、四街道の福星寺はこの寺の末寺だとのこと。

 帰り道、アブラムシとアリの共生などの話をしながら歩いていると、民家の庭先にクマガイソウが2輪、花を咲かせていた。この花はいつ見ても変わった姿をしていると思う。

 シジュウカラ・メジロ・ウグイスなどの鳥の声も良く聞こえ、春を満喫した観察会だった。

ルートマップは下記を参照区ください。

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