日時:令和2年1月7日(火)9:30~12:30天気:曇り 参加人数:43名
コース:旭公民館→浅間神社→御嶽神社→香取神社→天御中主神社(妙見神社)→豊受神社→旭公民館
担当:小澤・荘子・辻・豊島・三原・水野・渡辺幸
今年最初の観察会でもあり、お互いに最初に新年の挨拶を交わすともに、同好会の創立者の市川先生も来られたので、挨拶をいただいた後に観察会と初詣に出発した。
最初に観察した杉の雄花はまだ硬く閉じられていた。今年は雄花の数が若干少ないように思われた。付いていた
昨年度の雌花の球果を取り、手のひらに振ってみたら多数の翼の付いた種子が零れ落ちた。
近くにウツギの切り株があったので、切口を見ながらウツギの名がついた所以を確認した。
道路に面した多くのスギの木にはキヅタが絡みつき、このままだと杉の木は絞め殺されてしまうのではないかと思った。日当たりのよい斜面にあったフキは緑の葉をつけ、根元にはもう少しで食べごろになるフキノトウの赤ちゃんがあった。
浅間神社までは日陰や日向の道が続き、その道筋にある年を経たコナラには、緑の葉を付けた太いツル
マサキやテイカカズラが巻きついていた。オドリコソウの葉も大きくなって、春を待ちわびているようだった。
ガガイモの果実が口を開け、細くて白い冠毛を付けた種子が飛び立とうとしているところも観察することが出来た。
じっくり観察していたので、最初の浅間神社に着いた時は11時を過ぎていた。
今年は階段を登り、子宝?子育て?をお祈りされる方は若干名であった。
御嶽神社の300年に及ぶケヤキ、スダジイ、ヤブツバキなどには、ずっしりとした時の重みを感じる。
ほんの少し前まで、香取神社のスダジイの根元にはイチヤクソウがあったということだが、今はなくなっていて残念に思った。
道筋の三叉路には、今年も災い除けのクレマブリが立てられ、伝統というものも感じた。
また、日当たりのよい道端にはノジスミレが花を付けていた。天御中主神社(妙見神社)のサイカチは幹が太く、立派な棘が付いていて、とてもマメ科の植物とは思えない。
豊受神社へ向かう道の斜面にハランがあって、根元を見るとまだ花が残り、脇にはトウモロコシの実のような種子も転がっていた。
花は何度も見たことはあるが、種を確認したのは初めてで感動した。
豊受神社のウチワゴケは、しばらく雨が降っていないため葉が縮み、とても団扇のようには見えなかった。
また、不届き者がいたようで、豊受神社の社の銅板葺きの屋根がめくり取られ、盗まれていた。残念なことである。
公民館に帰ると、今年も甘酒が差し入れされ、冷えた体を温めることができた。
これには皆さん十分満足しておられた。(水野)
当日の資料は下記です。
参加しなかった方も地図がありますので、ご自分で歩いてみてください。
Google Mapは下記を参照ください。
その他の写真は下記を参照ください。
1月7日(火)旭公民館に集合 今年最初の観察会に大勢の会員が参加しました。
市川先生に挨拶をいただき、出発です。
松川会長は「あんぱんまん先生」と大人気です ゼニゴケ
①ゼニゴケ②ゼニゴケ③ガガイモ④ガガイモ
①オオヒメグモ②シロヒトリの仲間③ノジスミレ④ノジスミレの種
①オオハナワラビ②天御中主(あめのみなかぬし)神社③、④旭公民館に帰り鶴田さん差入の甘酒で暖まる