日時:令和 元年11月 6日(水) 9:20~15:30 天気:晴れ 参加人数:44名
コース:四街道駅→南酒々井駅→南酒々井周辺→飯沼本家(昼食)→東伝院→酒蔵見学→南酒々井駅
担当:小澤・荘子・辻・豊島・水野・三原・渡辺
秋晴れの中、線路沿いに歩いていくと、セイバンモロコシとヒメモロコシが隣り合って穂を出していたので違いを見比べた。
また、白い花を満開に咲かせているセンニンソウがあり、普通この時期には咲き終わっていて、名前の由来になった白いひげを付けたような実になっている筈だ、と今年の気候についても話が広がった。
でも季節は間違いなく秋になっていて、赤いヒヨドリバナやカラスウリの実、白っぽくなったスズメウリの実、トリカブトの紫の花、シロヨメナの花などを見ることが出来た。
クサボケの先にオオアオイトトンボも止まっていた。線路を渡り稲刈り後の田圃にでたが、水が引いていなかったり、道の路肩が崩れたりしていて、この前の大雨の爪痕が残っていた。
でも畔道には、イヌタデ、アメリカイヌホウズキなどが実を付けていた。
スギ林へ入る入口近くに、サネカズラがポンポンのような赤い実をぶらさげ、斜面にはテイカカズラが一面に張り付いていた。
林の小径を歩いていくとケンモンミドリキリガが枯葉にとまり、ハラナガツチバチも花の蜜を吸いに来ていた。両側にはクロヤツシロランの果実が伸びていて、一部のものには縦の裂け目が入っていた。
手で弾いてやったら白い煙のような種子が飛び出した。緑の葉を付けたコスミレやフユノハナワラビ、蕾を付けたハランもあった。
また、キツネノタイマツやカニノツメというキノコには、名前とその姿が一致していることに笑いを感じた。
日当たりのよい所ではモンキチョウ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、ツチバッタなどの昆虫が忙しそうに飛び交っていた。
道端に車にひかれて煎餅のようになったヒバカリの死骸があり、びっくりすると同時に気の毒にも思った。道筋には台風でめちゃくちゃに折れ、荒れ果てたスギ林があった。
その林縁にはクサイチゴとソクズが緑の葉を茂らせていた。昼食後、近所にあるお寺の境内に行った所、リンドウ、センブリが花をつけ始めていた。
タヌキマメも花と実を付けていた。このあたりでは珍しいというツメレンゲが花を咲かせ、近くにはコバノタツナミソウも最後の花を咲かせていた。
昼食場所に戻り、酒蔵の見学となった。お酒ができるまでを丁寧な説明と案内をしてもらった。ただ、唎酒(試飲)をもう少し・・・・という人が多かったが、気分爽快になり観察会を終えた。(水野)
※その他の写真は下記を参照ください。
下記の写真をクリックすると写真が拡大して、名前を確認することができまます。写真を閲覧後、本文に戻る時には写真右肩にある「X」をクリックしていただくと、写真が閉じて、本文に戻ることができます。
①南酒々井駅前、何もない②歩き出す長い列③ネコちゃん④ネズミモチ
①テイカカズラ②セイバンモロコシ③ヒメモロコシ④オオアオイトトンボ
①センニンソウ②センニンソウの実③ムラサキシキブ④線路沿いを歩く
①スズメウリ②ツクバトリカブト③シロヨメナ④コナスビ
①イヌタデ②ウラギンシジミ③アメリカイヌホウヅキ④ケンモンミドリキリガ
コスミレ クロヤツシロランの実 フユノハナワラビ カニノツメ
①キツネノタイマツ②ハランの蕾③ハラン④コバノセンダングサ
①カゼグサ②ヤナギハナガサ③センブリ④タヌキマメ
①メリケンカルガヤ②リンドウ③ツワブキ④ツメレンゲ
1次解散後酒蔵見学です。最後に利き酒 少なくて良くわからない? 売店でお土産のお酒を購入
※四街道自然同好会データベースのGoogle Photoアルバムは下記を参照ください。
担当による下見の時の写真も併せて示します。