吉見の森自然観察会

日時:令和 元年9月27日(金)9:30~14:00 天気:晴れ 参加人数23名 

コース:千代田公民館→亀崎・羽鳥の畑の道→馬頭観音→吉見の田の縁→吉見霊園(昼食)→甲賀神社→亀崎・羽鳥の畑の道→千代田公民館 

担当:秋山・尾澤・北村・栗山・藤吉・松川 

①アメリカアゼナ②ウスギモクセイ

 

 

集合場所の千代田公民館は、公民館祭りということで、朝から人の出入りは激しかった。外に出てみれば、秋晴れかと思ったが、日向は暑くなると思われた。また近くの林には、台風の傷跡が生々しく残っていた。

さらに出羽三山の碑の杉林のところでは溝腐れ病のスギが倒れていた。今回、飯綱神社へ行けなくなった原因はスギの倒木である。多分この病気にかかっていたのだと思う。また大きく壊れたビニルハウスも見ることができた。 

佐倉に行く県道を渡る前に、ラッカセイ畑を見てみた。花はまだ残り、葉は緑のままである。ぼっち作りはまだ先だとわかる。ただ子房柄はしっかり地下に伸びていた。県道を渡ったあとは、畑の中の道である。ヒガンバナが咲き出していて、ひと安心である。 

さて、ヒメムカシヨモギ、メヒシバなどの畑の雑草の中に、ウリクサ、ゴウシュウアリタソウ、フタバムグラ、ハイアオイと咲いていた。あるところでは、オオオナモミの花が咲いていた。枝先に雄花が黄色っぽく咲き、その下に緑の先がツンとした雌花があった。

さらにその下はオオオナモミの実であった。 

 

馬頭観音のところから畑に入り、斜面林の道を通って、吉見の田の縁に出た。途中、田の中の道を通り、コシロノセンダングサ、タウコギ、ヒレタゴボウと田の雑草をみた。またサギゴケのような草が何なのかわからなかったので、カメラで撮った。それを調べたら、葉の形、実の形から「アメリカアゼナ」のようである。その後、日陰の斜面林がある所にでたが、下見の時には見えたヒヨドリバナ、ヤマハギが見えない。そしたら吉見霊園についてしまった。 

 

①オオオナモミ②ホソミキンガヤツリ

ゆっくり吉見霊園で休むことができたが、途中匂い立つ木に気づき、よく見たら花が咲いている。ほんの少し黄色がかっているので、ウスギモクセイだそうである。そういえばキンモクセイの花は今年は遅いのだろうか。 

帰りは、田の中の道を通り、甲賀神社へ向かった。甲賀神社では、鹿島川ぞいの田と寺崎城址とベイシアなどの新商業施設が一望に見て取れた。境内では薄紫色のツルボのほかにシロバナツルボが咲いていた。

 

またイチヤクソウの実も見ることができた。青い給水塔手前では、ミツバアケビのつるがあったので、アケビができているのか調べてみた。実はまだ緑色であった。やや熟すのがおそいのかも思った。 

 

 

その後、行きに通った所をそのまま通り、日陰で休みながら、千代田公民館へ帰った。久しぶりの観察会なので、夏バテ解消となると意気込んだ方が多かったと思うが、まだまだ続くこの暑さで熱中症と闘った観察会になってしまったのではと思っている。(尾澤)

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