日 時:平成31年3月12日(火)9:30~13:30 天気:晴れ参加人数 42名
コース:JR佐倉駅→高崎川→堀田邸→甚大寺→麻賀多神社→城址公園自由広場
担 当:秋山・尾澤・北村・栗山・末永・藤吉・松川・横山
※本文中の写真にはタイトルは入っていません。
3月12日(火)実施の佐倉市内観察会の報告を掲載します。写真撮影者は栗山忠俊さん、辻行人さんです。快晴の暖かい日に珍しいハランの花や満開のウメやカワヅザクラを満喫しました。
久しぶりの晴れで久しぶりの観察会ということからか、やや多くの人が佐倉駅に集まってくれました。県下第一の城下町、かつての11万石の佐倉藩の春はどうなっているのか、ウメは満開なのかと皆さんに投げかけて、出発しました。
まず高崎川に出て、川沿いを歩きました。1本「カンザクラ」がほぼ満開に咲いていました。そして、今印旛沼水系で問題となっているナガエツルノゲイトウのどぐろを巻いたような姿を見ました。これから暖かくなり、どんな猛威をふるうのか、注意が必要かと思われます。
次に小鳥の森という看板があるところにつき、一気に登り、堀田邸・さくら庭園につきました。このさくら庭園では、ミチタネツケバナとシロイヌナズナの違いを知りました。
さらに甚大寺に入り、ナギの円い種子を見つけたりしました。個人的には佐倉の城主ではない、正俊という人の墓がなぜあるのか気になりました。どうも後期堀田氏の祖ということらしいです。
裏新町の通りでは、途中シキミの花に出会いました。もうすでに何個も黄色く開いています。信号に出る手前では、フキの花が咲いていました。ちょっと前にはフキノトウが出てきたと思っていたところなのに、これも一気に花ざかりになっています。
麻賀多神社のところでは、太田さんがイヌノフグリが咲いているよと教えてくれました。なるほど日当たりのいい石垣の下に何株も咲いていました。犬のふぐりのような実もしっかりついていました。
シロイヌナズナといいイヌノフグリといい、どちらも小さい花、小さい草であるが、これからはこのような小さなものでも見落とさないようにしなくてはとつくづく思いました。
今日の観察会の到着地である城址公園自由広場に着きました。まずおどろいたのは、カワヅザクラがほぼ満開だったことです。4日前の下見の時には、せいぜい5分咲きかなという程度だったのだが、あっという間の変化です。
おかげでウメのほうは、目立たず、ほとんどが満開を過ぎていました。ウメの花を愛でたり、香りをかいだりするためには、2月の末でもいいかなと思っていしまいました。でも、かつての城下町佐倉の春の華やかさを道端に、通りかかって垣間見えた庭先に、大いに感じ取ることができた観察会になりました。