山武杉の森観察会

日時:平成30年10月12日(金)9:30~15:30 天気 雨のち曇り 人数30名 

コース:四街道駅→ 日向駅 → 作田川沿いを歩き賀茂神社へ →森地区→ 佐々木牧場 → 日向の森グランド(昼食・休憩)→サンブスギの立ち並ぶ風景を見ながら作田川沿いへ→日向駅(解散) 

担当:栗山、三原、山口、渡辺(愛)、渡辺(幸) 

※本文中の写真はタイトルがありません。

昨年は雨で中止になってしまった。今年も秋晴れとは言えない小雨の日向駅からの出発。

下見のときにマルバツユクサをたくさん見たのでマルバツユクサの閉鎖花を見せて説明。土の中に閉鎖花を付け葉身は楕円形で、縁は波打つ。花はツユクサより小さめ。

四街道からは総武本線で30分と近いが四街道とは違う風景や自然に出会えると期待し、線路脇の道に3種類のセンダングサ、コセンダングサ、アメリカセンダングサ。

私の好きなアキノノゲシ、コブナグサ、キンエノコロ。みんなで騒いで見たのはセスジスズメガの幼虫。

電線にいるモズが鳴いている。作田川に今日はカルガモが多い。ヤマカガシが泳いでいたらしい。大豆の原種のヤブマメや小豆の原種のヤブツルアズキが観察できた。

ヤブツルアズキの黄色の花が何ともかわいい!この陽気ではチョウが少ないがウラギンシジミを発見。ツリフネソウ、ミゾソバの花。

賀茂神社の大杉は約500年前の将軍足利義政の時代に植えられたものと伝えられている。階段を登り見上げると高さ35m威厳がある。触ってパワーをいただく。

トキリマメが垣根にたくさん垂れ下がっていた。ガマズミの赤い実、ヤマハッカの青色とアキカラマツの黄色、車道の途中にキバナアキギリの黄色、シャクチリソバのピンク色。秋の色を感じて歩く。

佐々木牧場のジョロウグモの高級マンション。ここのジョロウグモは肥えていて大きい。そろそろお腹もすいてきたら、銀杏の匂いがして日向の森グランドに着く。

イチョウの足元にフユノハナワラビがあり踏んでしまいそう。昼食は1塁と3塁ベンチで整備されたグランドを見ながら食べる。 

 

帰りはサンブスギの立ち並ぶ森を眺めて林縁のアカバナゲンノショウコ、サラシナショウマ、ヤマハッカ、キバナアキギリ、ヒヨドリバナ、ハナタデ、ワレモコウを確認。

13時15分にアキノウナギツカミを観察していたら、地面が揺れていきなり震度4の地震に遭遇。観察会では初めてのことでびっくりしたが、オニヤンマの産卵を見られた。 

風に揺れる野にイネ科のカゼグサ、ヌカキビ、ノガリヤス、アブラススキ、トダシバ、ケトダシバ、チカラシバ。

今日の観察会は秋の草花や実が付いているものを見つけて、市外に出ると違う出会いもあり、自然は秋の準備を始めていました。疲れもありましたが気持ちよく過ごせた一日でした。(渡辺幸子)