平成18年8月21日の御岳山バス観察会の報告書と写真が楠木さん、豊島さん、栗山さんから届きましたので掲載させていただきます。
御岳山バス観察会に参加して(8月21日) 楠木常代
続く猛暑、多発する台風、日本列島を舐めるように降り続く大雨、山崩れや川の氾濫、等 TVのニュースを見る度に御岳山へのバス観察会は大丈夫だろうか? ハラハラドキドキ。週間天気予報が気になって仕方がありませんでした。
当日8月21日(火)。早朝に少し雨が降ったようだったが天候は落ち着いている様子との事で一安心。
秋の気配が感じられる曇り空の中、出発時間の朝6時50分、会員41名を乗せたバスは一路青梅市にある御岳山を目指しました。
これまで残念ながら私の中では御岳山に対しての知識はゼロに等しいものでした。
ネットで検索した結果「御岳山は東京都青梅市にある標高929mの山である。古くから山岳信仰の対象となっており、山上には武蔵御嶽神社が建立されている」とあった。
又、会報 しぜん の中で「レンゲショウマが5万本」との記事を読みこの森の妖精レンゲショウマに会いに行く…が、今回の観察会の楽しみの1つになりました。
今回も沢山の草花に出会えましたが私にとっては初めての山、御岳山で印象に残った花3種を記してみたいと思います。
*レンゲショウマ(蓮華升麻)
富士蜂園の急斜面に群生していました。細長い花茎の先に直径3~4㎝ほどの可憐な花で、白に近い淡い紫の花がうつ向くように咲く花でした。又、蕾が鈴のように丸くて、とても愛らしかったのが印象に残ります。
一面に咲くレンゲショウマを薄目にして見ているとウットリするような幽玄の世界に迷い込んだようでした。そして私は森の妖精に会えた。一瞬だけど。幻視かな…?
* タマアジサイ(玉紫陽花)
エッ!シャクヤクの蕾? まだ咲くには早い硬いシャクヤクの蕾にそっくり。
つぼみが球形であることから名付けられたとの事。花はやはり紫陽花、ふんわり、こんもりして優しい感じ。花が開く過程を見てみたい。
*フシグロセンノウ(ナデシコ科)
女坂を下っている時、緑一色の中に朱赤色の なでしこ に似た花を二輪見つけました。小さな白い草花が多かったこれまでの行程、うれしい出会いでした。
初めて訪れた武蔵御嶽神社の参拝、自然との出会い、仲間との語らい。会員になって1年足らずですが私の好奇心全開の観察会でした。
役員の皆様方お世話になりました。本当にありがとうございました。