日時:平成30年7月2日(月)9:30~11;30 天気 晴れ 人数34名
コース:旭公民館 → あさひ園横 → 新国際福祉カレッジ →遠田橋付近→ 松源寺下
→ ハンゲショウの里(一次解散)→旭公民館(解散)
担当:栗山、辻󠄀、三原、末永、山口、渡辺(愛)、渡辺(幸)
①ヌマトラノオ②ハンゲショウ
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今年は早々と梅雨が明け、今日も熱中症注意予報の中、出席者は予想外の34人。前回見たクリの雄花はすっかり落ち、赤ちゃんイガが育っていました。
ピンクのネムノキの花がフワフワと咲いた小道を進むと、ノウゼンカズラ、トリトマのオレンジの花、ハナズオウの赤く染まったサヤ、ボタンクサギは見事に開花していた。ポポーは今年も実っていた。これは明治時代に食用のため北米から持ち込まれ「アケビガキ」とも呼ばれる。
①マヤラン②バショウ
山道に入るとちょっと涼しい。結構大きな木のケンポナシを見つける。分岐点で左側の新しい道にトライ‼ これは “吉”と出たと私は思う。ハリギリも生えている。ベニシダ、ゼンマイ、ヤブソテツなどのシダ類は見分けが難しい。
①ノウゼンカズラ②ハナズオウの鞘
ハナイカダ、フタリシズカ、ミズヒキ、ハエドクソウは自信もついてきた。ノシメトンボはおとなしいので捕まえてじっくり観察。
①シュロの実②ボタンクサギ
白いキノコ「ドクツルタケ」は気になったので調べてみると、日本の中では最も危険な毒キノコなので要注意とのこと。でも一週間位で溶けて無くなるそうだが・・・。
①ポポー(うまそう!)②ザクロ
マヤラン、イチヤクソウ、ジャノヒゲの白い小さな花たちが咲く道を抜けると眩しい太陽が照り付ける。
エゴノキは実をびっしりつけ、ヤマガラ、キジバトを待っている。
①ドクツルタケ②ナワシロイチゴ
モンシロチョウやベニシジミがひらひら気持ちよさそうに飛び、恋の季節を謳歌しているようだ。大きなコガネグモの円網に隠れ帯が出来て食べかけのバッタが残っていた。
①コガネグモ(獲物はバッタ)②ショウジョウトンボ♂
ヤブカンゾウやノカンゾウは新芽が食べられるのは有名だが、ヤブカンゾウの蕾も蒸したりゆでたりして、乾燥させると「金針菜」と言う中華材料になる。蒸したものはグリーンアスパラに似た味がして美味しいそうだ。
①ゴンズイ②ゴンズイの樹皮
ヌマトラノオも小さいけれど白く咲き、ヤマコウバシ、マユミ、キブシ、コブシ、ミツバウツギ、サワフタギ、ツルウメモダキ、ノブドウなど、夏の里山は木の実が真っ盛り。
①ヤマコウバシ②ミツバウツギの実
一生懸命手入れした今日のメインのハンゲショウは、残念ながら盛りを過ぎ、田んぼを通り抜ける風に揺れて寂しげだった。やがてここには、ホタルが飛び交う。乞うご期待‼
①コブシの実②オニグルミの実
ちなみに、半夏生の日には地域によって蛸を食べる、焼いた塩鯖を食べる、ミヨウガの葉に包んだまんじゅうを食べる、うどんを食べるなどの風習がいろいろあるようだ。
①ノカンゾウ②コナラの赤ちゃん
みんな汗だくになりながら、無事に半日観察会を終えた。 (渡辺 愛子)
①ネムノキ②ハリギリ