谷津干潟(電車)観察会

日時:平成30年5月2日(水)8:15~14:05 天候:曇り 参加者:35名 

コース:四街道駅(集合)→京成千葉駅→谷津駅(集合)→谷津公園→谷津干潟(半周)→自然観察センター(ビデオ鑑賞、昼食、観察)→香澄公園→新習志野駅(解散) 

担当:荘子、松川、三原、水野

①カワウ②カワウ

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雨は夕方までは降らないという予報通り、気温も適温で良い観察会日和となった。京成谷津駅で集合し、確認をしてから出発した。 

①カワウ②カワウ①チュウシャクシギ②メダイチドリ

谷津公園には丁度咲いているヤマボウシ、ベニバナトチノキ、アカバナサンザシや、散ってしまってはいたが、ハナミズキやハクウンボクなどの様々な樹木があり、これは何だろう、あれは何だろうと意見交換と質問が飛び交っていた。

①ベニバナトチノキ②プラタナス③ヤマモモ④スモークツリー

スモークツリーなど身近では見かけない樹木が沢山あり、名前のわからないものもあった。谷津バラ園の中には満開になろうとしているバラが入園口から見かけられたが、入るのを我慢して干潟の方に向かった。

①ナニワイバラ②シャリンバイ③ハコネウツギ④カラタネオガタマ

谷津干潟はまだ潮が引いておらず、杭にとまったカワウや餌をついばむダイサギが遠くに数羽見られる程度であった。ふと気が付くと、近くに初めて見かけたような、釣鐘型の白い花をつけた蔓性の草があった。何だろうと聞いたところ、ハコベホウズキという厄介なものだとのことであった。調べたら明治時代に小石川植物園から逃げ出したものだとのことだった。

※以降の写真にはタイトルがありません。

観察センターのボランティア自然情報チームが作成した樹木マップを参考に、干潟を右手に見ながら遊歩道を歩く。前から、後ろからジョギング中の方々が来る。

邪魔にならないよう右左に目を凝らし樹木を観察する。ふと気付くと水上にあるドラム缶の浮島にチュウシャクシギが一羽乗っていた。潮も少し引き、干潟も現れてきていた。小石の混ざった干潟には、コチドリ、メダイチドリ、ハマシギがいたが、石と同じような色をしていて、どこにいるのか見つけるのに苦労した。

また、石ころの間から水がピュッピュッと30cmほど吹き上がっていて、何だろうとなった。二枚貝(アサリやホンビノスガイ)の潮吹きとのことであった。初めて見たという方も多かった。

自然観察センターに着き、職員からチドリなどが旅を終えると、体重が半減するなどの説明を受け、谷津干潟がラムサール条約登録地となった歴史のビデオ鑑賞をした。

昼食場所からは淡水池で甲羅干しをしているカメやカルガモ、コガモが見られた。コガモは他のカモと比べると営巣場所がそれほど遠くないので、まだ残っているとの話があり、なるほどと納得した。 

昼食後の香澄公園までは大分距離があったが、たくさんの樹木が植えられ、手入れも良くされていて、鬱蒼と茂っているところもあった。小学生も遠足に来ていて上級生が下級生の面倒を見ながら一緒に遊んでいた。

 

帰りの電車の時間が迫っていて、公園の3分の一程度で帰ることになった。いずれにしても今日観察したすべての場所は、昔は海だったところを埋め立てて造られたところであるが、樹木がしっかり植えられていて、昔から緑にあふれた所だったように見えた。疲れたけれど、勉強できた一日であった。