日時:平成30年2月22日(木)9:30~11:20 天気:みぞれ 参加人数:10名
コース:駐車場→コナラ林ルート→スダジイルート→ヤマザクラ・モミジルート→展望ルート→田んぼ→駐車場(解散)
担 当:小澤・荘子・鶴田・豊島・水野
霰や雪まじりのみぞれが降って非常に寒さを感じる日であったが、根っ子の会の子供たちの元気な声が聞こえてきた。
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負けてはならずと観察会を行うこととしたが、展望コースを省略することにした。足元の枯葉に滑らないよう注意があった。
出発してすぐ、5mぐらいの高さの木の枝に、オオカマキリの卵鞘が5個産み付けられているのを見つけた。以前、高い所に産み付けられた卵鞘を、鳥が啄んでいるのを見たことがあり、このリスクを考えて産んでいるのだろうかと疑問に思った。
コナラ林にある枯れかけたネムノキの幹の先には、直径7cmぐらいのキツツキに開けられた2個の穴を見ることができた。アカゲラ?が空けたのだろうか。
ここにはヤマザクラ、ウワミズザクラ、イヌザクラの3種類のサクラもあるので、木肌の色や様子の違いを観察できた。
スダジイルートには、まだカラタチバナやマンリョウの赤い実が残っており、たくさんの太いツルマサキがイヌシデなどの木々を這い上っていた。
虫の入っていない、アオキのきれいな俵型の赤い実もあった。また、ここにはオオハナワラビ、ベニシダ、オクマワラビ、フモトシダ、オオバノイノシシモトソウなどのシダ植物がたくさん育っていた。
薄暗く湿っているような環境なので、育ちやすいのだと思う。ヤマガラ、シジュウカラ、アオジの鳴き声が聞こえ、藪からはウグイスの地鳴きも聞こえてきた。
今までカミキリムシが造ったのだと思っていた木くずが、実はゴマフボクトウガという蛾の幼虫が造った木くず糞だと知って、勉強になった。
田んぼへの斜面にはドングリがたくさん落ちていて、先っぽから根が出ていた。日当たりのよい所ではキランソウが遠慮がちに紫の花をつけ、シュンランの白っぽい蕾が5cmぐらいに伸びていた。
モンキジガバチがコナラの樹皮の境に、壺のような泥でつくった巣を上手に作っていた。
秋にカラスウリがあった近くの杭には、数匹のトホシテントウのトゲで覆われたような幼虫の姿があった。ナナホシテントウの幼虫とは姿格好が違っていて、やっぱり種類が違うのだなと納得。
田んぼの中にはセリ、タガラシがあり、畔にはハルジオン、オニタビラコ、ノゲシ、ナズナなどのロゼットがあり、タチツボスミレが花を付けていた。春の訪れが近い。
どういうわけかヤマカガシの死骸があった。まだ冬眠中では? 例年この時期には、メダカ池にアカガエルの卵塊があるのだが、今年はまだ産まれていなかった。おかしい!
終わりごろには雪もやんでいたが、寒さの中、頑張った観察会であった。(水野)