日時:平成30年1月7日(日)9:30~12:00 天気:晴れ 参加人数:39名
コース:旭公民館→浅間神社→御嶽神社→香取神社→天御中主神社(妙見神社)→豊受神社→旭公民館
担当:小澤・荘子・鶴田・豊島・水野
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明けましておめでとうございます。恒例の山梨古村五社めぐりだった。今年も良く晴れて観察会日和になり、39名の参加者があった。
今年最初の観察会でもあり、お互いに新年のあいさつを交わすとともに、松川会長、同好会創立者の市川先生のご挨拶をいただいた後に出発した。
①浅間神社 ②御嶽神社③香取神社④天御中主神社(妙見神社)⑤豊受神社
杉の雄花はまだ硬く閉じられ、数も少ないように思えた。いつも観察していたウツギは根元から伐られてしまっていた。でも、そのおかげで幹が中空になっていることをしっかり観察でき、空木(ウツギ)と言われることに皆さん納得顔。
①オニノゲシ②ジャノヒゲ③マンリョウ
いつも観察している日当たりのよい斜面は、今年はしっかり草刈りがされていて、緑の葉を少し付けたカジイチゴが見られる程度だった。
①ツルマサキ②アオキ③ヒヨドリジョウゴ
一羽のシジュウカラが餌を探しているのか、枝のあちらこちらを飛び回っていた。浅間神社までは日陰や日向の道が続き、その道筋には、年を経たコナラに巻きつく太いツルマサキやテイカカズラが、冬枯れの中に一点の緑を際立たせていた。
①サルトリイバラ②キチジョウソウ
テイカカズラという名前が付いた謂れの話の後、ふと脇の民家を見ると、蔵の軒下にキイロスズメバチの大きな巣が2個、隣り合ってぶら下がっているのに気付き、みんなで吃驚。
①ナンキンハゼの実②センリョウ③ヤブコウジ
また、萎び熟しきった実をまだ多数つけたカキの木を見て、「こんなにたくさん実が残っているのは、きっと渋いからに違いない」となったが、「外側のところは甘かった」という方がいた。
①ヤブラン②ノシラン③サイカチの豆果
日当たりのよい道端にはスイセンの花が咲き、よく道端で見かけるようになった園芸種のアルストロメリアがずいぶんと草丈を伸ばしていた。
①オオハナワラビと胞子葉②ナギイカダ
浅間神社に着き、多くの方が家庭円満、子宝?子育て?をお祈りされていた。残念なことに、ヨウラクランが無くなっていたとのことだった。御嶽神社へ向かう途中の斜面の上方にはオドリコソウがあり、すでに葉も大きくなり、この春の花が楽しみです。
①キイロスズメバチの巣②アメリカジガバチの巣③スズバチの巣
御嶽神社の300年に及ぶケヤキ、スダジイ、ヤブツバキなどには、やっぱりその生命力、時の流れなどに感動する。香取神社へむかう。
①オオカマキリの卵鞘②ビナンカズラ
今年もこのあたりの三叉路の角には、御幣を小さくしたような『クレマブリ』といわれるものが、悪霊除けとして刺されている。香取神社にあったアカガシが切倒されてしまっていた。数百年を数えたものでありとても残念だった。
①クサノオウ①クサノオウ②マサキ
また、ここにあるイチヨウ、スダジイなども、枝を刈り払われて痛々しげであった。天御中主神社(妙見神社)や豊受神社にはスダジイ、サイカチ、ケヤキ、ツバキ、モミなど大木があり、いずれも百年以上は経っており、大切にしていきたいものだと思った。
公民館へ帰ると、今年も鶴田さんが造られた甘酒が用意されていて、品のある甘さをじっくり味わい、体を温めて観察会を終えた。(水野)