日 時:平成29年9月27日(水)8:15~14:15 天候:曇り 参加者:44名
コース:四街道駅(集合)→東京駅→ 丸ノ内線地下中央駅(集合、点呼)→茗荷谷駅→植物園正門→シダ園、柴田記念館→ニュートンのリンゴ、メンデルのブドウ→精子発見のイチョウ→ユリノキ→シロマツ→日本庭園(昼食、自由行動)→ 植物園正門(解散)
担 当:晝間、松川、水野
①チャボタイゲキ②ハマナツメ
今回は御薬園、療養所、青木昆陽による日本最初のサツマイモの試作地でもある、歴史ある植物園の観察会である。天候にも恵まれ比較的多くの参加者があった。
正門に入ると、緑が目にいっぱいに飛び込んできて、ここが都心かと疑うほどの静けさであった。
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残念ながらヒガンバナは盛りが過ぎ、花が散ってしまっていた。変わった植物だなと思い名札を見ると、聞いたこともない名前が書いてあったりした。本館前の巨大なヒマラヤスギには、今年と昨年の松ぼっくりが付いていて、1年間の成長を比較し見ることができた。シダ園で少し時間を取り観察したが、いろいろなシダがあってチョット見では違いが判らない。ただ、図鑑で知っていただけのデンジソウを初めて見ることができて感激した。ニュートンのリンゴやメンデルのブドウは現在のリンゴやブドウと比べると小さく、今のものは色々と改良されたものだというのがよく分かった。
①トウフジウツギ ②マルバチシャノキ
温室は新築工事で入れず残念だったが、建築現場では縄文人の居住跡を直に見ることができ、これもまたよかった。薬草園だったころの乾薬場は平石が敷かれているだけのものであったが、歴史を思うと『なるほど』と頷くことができた。精子発見のイチョウの前では「よく発見したな! どのようにしたのだろう?」という感心の声があがった。
①ツルドクダミ②ミヤギノハギ
モミジバスズカケ、アメリカスズカケ、スズカケの3種類の木の葉、木肌などを比較できる近くに、紫色の花を穂のように咲かせているニンジンボクという木があった。名前はニンジンと付いているが、どうしてこのような名前が付いたのだろう?根っ子がニンジンに似ているのだろうか?面白いなと思った。松とは思えない木肌のシロマツと実を付けたマルバチシャノキが重なっていて分けるのに苦労した。
①ラクウショウ②ナガバヤブマオ
日本庭園の周りの道に紫の釣鐘状の花をつけたハタザオキキョウ(カンパニュラ)があった。ツリガネニンジンかと思ってしまった。昼食後の自由散策ではイスノキの虫こぶ(子供のころに笛にした)、薬草だというツルドクダミの房状についた花や実、ダイコンソウの種子の先にある針先などを観察しながら標本園、薬草園に着いた。ここにある売店前では多くの方々が休憩していた。薬草園ではオケラ、クマツヅラの花が咲いていた。また、マオウという名前を聞いたことがあるものがあったので、興味を持ちよく見てみると、細いトクサかな?と思えるようなものであった。これが薬になるのか?と不思議な気持ちだった。多くの植物があり、アッという間に時間が過ぎ、季節の違うときにまた来たいなと思った一日であった。(水野)