日時:平成29年7月1日(金) 天気 曇り時々雨 参加人数 16名
コース:旭公民館→縄文の丘→豊受神社(休憩含む)→遠田橋付近→メダカ池、ハンゲショウの里(トイレ休憩)(一次解散)→旭ヶ丘4~5丁目→旭公民館(解散)
担当:小沢、栗山、末永、三原、山口、渡辺(愛)、渡辺(幸)
①出発前②トリトマ③ネムノキ
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雨の心配もありましたが、16名が出発。7月は半日の観察会です。今日のハイライトの半夏生は夏至から数えて11日目で今年は7月2日。1週間前に除草作業はしましたが、ハンゲショウの様子はどうでしょうか。
①ネムノキ②エゴノネコアシアブラムシの虫こぶ
公民館の先の小道にトクサ、コンフリー、バショウの大きな葉は南国を思わせます。トリトマのオレンジ色の花、スオウの実、ヒイラギナンテンの実など左右の植物は目を楽しませてくれます。この辺は歴史的にも古く、さかな道に続く旅籠があったところです。
⑤ヤマアワ⑥アスナロ⑦イヌザクラの実⑧ウワミズザクラの実
明治時代に日本に持ち込まれたポポーの木にたくさんの実がついていました。食べたことがあるとか、甘いとかの話で盛り上がりました。葉がホオノキと似ています。
⑨エゴの実⑩オオカモメヅル⑪ガマズミ⑫ゴンズイ
暗闇の竹林に入ります。この時期はクロヤツシロランの姿も形もありません。ヘビが出なくて幸いでした。視界が開けて、大きなビワの木はたわわに実をつけていて、小ぶりですがおいしそう!
⑬ツリバナ⑭ザクロ⑮ニガクサ⑯ハナイカダ
豊受神社では雨も本降りになりました。青いアジサイも雨に濡れています。境内のスダジイ、モミ、アカガシなどの大木は天に向かっています。神社の脇道にオオカモメヅルの紫の小さな花を見つけました。
⑰ヒメコウゾ⑱ヒルガオ⑲ヤマコウバシ⑳半夏生の手入れ
縄文の丘は雨もひどくなってきたので早歩きをして小名木川の林縁に降りてきました。ウワミズザクラとイヌザクラがすぐ近くにあり目の高さにあったので、実、葉の付き方の違いを確かめることができました。
㉑アマガエル㉒赤ちゃん㉓ヤブキリ㉔カノコガ
ホオノキも低い位置で見られ葉を風車にして回るか走ってやってみました。葉を飛ばしたりして子供に帰ってしまいますね。ヒメコウゾの実を試しに食べてみました。口に残るので甘い汁だけにしましたが、二度と食べたくないという人もいました。
㉕キアゲハ㉖ツバメアオシャク㉗キタテハ㉘キリウジガガンボ
畑にたくさんのモンシロチョウが追いかけっこ。林床にはハグロトンボがひらひらと。飛べないキアゲハもいました。水田にオモダカ、ヒメミソハギ。イネ科のヤマアワが勢力を広げています。
㉙コガネグモ㉚ノシメトンボ㉛ハグロトンボ㉜ヤマトシジミ
林縁のツリバナ、ヤマコウバシ、ミツバウツギ、サワフタギなどの実が次から次へと現れます。エゴノキの枝に房状のエゴノネコアシの虫こぶがまるで花のようです。一つ裂いてみると無数のアブラムシが住んでいました。
やっとハンゲショウの里に着きました。立ち上がって白く色づいていたのは、わずかでした。来年に期待するしかありません。しかし汗だくだった私たちに白い葉の爽やかさは一時の涼しさを感じさせてくれました。
㉝ヒメギス㉞ヒメジャノメ㉟サツマノミダマシ㊱ホタルガ
帰りは旭小学校の手前でニガクサを発見。花はピンクの唇形の面白い形をしていました。じめじめした梅雨は、草木にとっては恵みの雨。木々や草花の美しい季節の観察会でした。(渡辺(幸))