日時:平成28年6月10日(金) 6:50 ~ 19:00 天気 晴れ 参加人数 43名
コース:四街道駅→市川PA→佐野SA→湯元ビジターセンター→湯ノ湖畔→湯滝レストハウス脇(昼食)→泉門池(休憩)→赤沼→羽生SA(休憩)→四街道IC→市内下車地
担当 :荘子、松川、水野、森
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①オオヤマフスマ②タニギキョウ
6時50分出発。満開のシウリザクラが迎える湯元ビジターセンターに予定通り到着。いよいよ出発、すぐにオオヤマフスマ、タニギキョウ、イケマ、コンロンソウの小さな白い花を見つけた。
③クルマムグラ④マイヅルソウ
木道の両側にはウラジロモミ、マメツガ、陽の当たるところにはズミがあるが花はほとんど散っていた。オオウバユリの群落、ユモトマムシグサを見た後、左手に湖面、右手に山の斜面を見ながら進む。
①イワセントウソウ②セントウソウ③スダヤクシュ④コミヤマカタバミ
ウグイスの鳴き声が聞こえ、ダケカンバ、ハウチワカエデ、ウリハダカエダ、トウゴクミツバツツジなどの若葉が美しい。
①コンロンソウ②カラマツソウ
斜面にはセントウソウ、イワセントウソウ、コミヤマカタバミ、ズダヤクシュ、マイヅルソウ、タケシマラン、クルマムグラなどが花や実を付けていた。
①シロバナノヘビイチゴ②ヒゲネワチガイソウ
一カ月ほど前はシャクナゲが満開であったとのこと。サラサドウダン、キバナウツギなどにも目を引き付けられた。湯滝の上流近くにバイケイソウがあったが山菜のギボウシによく似ている。間違えて食べる事件が起こるのも納得できた。
①ヤマハタザオ②コケイラン
それにしても湖越しに見る山の風景は、湖に移る影と相まってとても素晴らしい。泡立って流れ落ちる湯滝に沿って降りていくと、石垣の隙間にヤマハタザオが花を咲かせていた。ノブキ、ギンリョウソウもあった。
①ヒメヘビイチゴ②ヤマサギゴケ
あわただしく昼食をとり出発。初めて見るコケイランに感動した。エゾハルゼミの声、川面を通り抜ける風、鳥の声の中を進む。木道沿いにはウワバミソウ、ヒメイチゲ、クルマバツクバネソウ、エンレイソウ、サワギク、ズダヤクシュなど花の終わったもの、これからのものなどがあった。
①バイケイソウ②エンレイソウ③ギンリョウソウ④ウワバミソウ
。川沿いに薄ピンクのクリンソウが一株、シロバナノヘビイチゴは今を盛りと咲いている。オオルリ、キビタキ、ヒガラ、コマドリの声、木々の間を素早く飛び交うミソサザイ。
①キバナウツギ②ミヤマウグイスカグラ③サラサドウダン④オトコヨウゾメ
泉門池で休憩をとる予定だったが帰りの時間が押し詰まっていたため戦場ヶ原へと向かう。視野が開け、男体山と草原が目に入ってくる。
①シウリザクラ②ミヤマザクラ③ズ ミ④マタタビ
木道脇には谷地坊主がたくさん見られた。ツマトリソウ、イブキトラノオなどもきれいな花を咲かせていた。遠くの方からカッコウの鳴き声が聞こえ、川中の倒木にはキセキレイが止まっていた。
①湯ノ湖②戦場ヶ原
カラマツ、ズミの向こう、男体山を背景にワタスゲが広がる光景は一幅の絵画にもなりえる。クロミノウグイスカグラの実は熟すと黒紫色になるそうだ。赤沼方面から流れ込んでいる小川の岸には、ネコノメソウが緑色の葉を広げていた。
①ワタスゲ②ミソサザイ
途中、休憩もとらず頑張ったせいか、予定の時間通り赤沼を出発することができた。疲れたけれどとても満足した観察会であった。(水野)
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