日 時:平成28年1月7日(木)9:30~12:00 天気:晴れ 参加人数:42名
コース:旭公民館→浅間神社→御嶽神社→香取神社→天御中主神社→豊受神社→旭公民館
担 当:小澤・荘子・鈴木・鶴田・豊島・水野
※写真をクリックすると名前を確認きまます。写真右肩にある「✕」をクリックすると、本文に戻ることができます。
新年最初の観察会は、恒例の「山梨古村五社めぐり」。同好会の創立者、市川さんから挨拶をいただいて出発した。
最初に目についたのが杉の木、去年は花粉がたっぷり出そうな雄花がびっしり付いていたが、今年はそれほど付いていなかった。浅間神社までは林縁をたどる道筋で、斜面にはハコベ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウなどが葉をしっかりと伸ばし、蕾もつけていた。
フキの葉の真ん中に小さなフキノトウも観察でき、ヤブソテツ、ベニシダ、イタチシダなどのシダ類の緑がきれいだった。日の当たる空き地にはイヌガラシ、ホトケノザ、スズメノカタビラなどが花を咲かせ、林縁の道路際にはカキドオシ、オヤブジラミ、ヤエムグラ、カラスノエンドウなどが勢いよく葉を伸ばしていた。また、葉を落としたコナラの木に緑の葉をつけたツルマサキが絡みつき存在感を示していた。
浅間神社は小高い所にあり、思い思いにお祈りした。御嶽神社へ向かう途中の斜面には、オドリコソウが育ちクサノオウ、ホトケノザなどは早くも花を咲かせていた。御嶽神社にはケヤキ、スダジイ、ヤブツバキなどの大きな木があり神社の古さを感じさせる。香取神社、妙見神社へ向かう三叉路には今年も『くれまぶり』といわれる御幣を小さくしたものが刺され、地域と神社の結びつきを感じる。
香取神社にはアカガシ、カエデ、また、天御中主神社(妙見神社)にはスダジイ、サイカチの太い木があり、この地区の歴史を感じた。最後に寄った豊受大神は応仁の乱が終わった頃に、この地に分祀されたとのことで、大きなスダジイ、モミの木があり、着生ランを見ることができた。
地面にはモミの種鱗が落ちていて、薄い羽をつけた種が2個付いていた。また、ウチワゴケというシダがあったが縮れて団扇のようには見えず、見逃してしまうところだった。帰着した公民館で差し入れの甘酒を味わって観察会を終えた。(水野)
コメントをお書きください