日時: 平成26年10月9日(木) 7:40~15:30 天候:薄曇り時々晴 参加者:34名
行程: 四街道駅→馬来田駅(久留里線)→富来田公民館10:00→武田川コスモスロード→いっせんぼく→妙泉寺(昼食)12:20→帰路→馬来田駅14:00(解散)→四街道
担当: 渡辺(幸)、晝間、渡邊(勲)、深草
※写真を拡大して名前を確認できます。本文に戻る時は写真右肩の「✕」をクリックしてください。
富来田公民館で身支度し、一同出発(10:00)、目的地「いっせんぼく」まで2.6kmの道程。
①コスモスロード③ツリフネソウ群落
10分程歩くとコスモスロード、武田川に沿ってコスモスの色鮮やかさに感激。周りはまさに秋の風景。
①いっせんぼく②いっせんぼくの路
コスモスロードから「いっせんぼく」への路は、「いっせんぼく」を水源とする小川に沿っての木道です。水のせせらぎとアマガエルの鳴き声を耳にしながら、「うまくた」の秋の七草、ミゾソバ、ススキ、サクラタデ(シロバナ)、アカバナ、ホトトギス、ツリフネソウを求めての観察。
①ゴキヅル(実)②ゴキヅル(花)
足元で楚々と咲く小さな野花や風に靡くススキの穂は秋そのもの、木道の両側にツリフネソウ(釣舟草)がこの季とばかり赤く咲き誇る様は圧巻の一言、今回の観察会の目玉でした。
①アキノウナギツカミ②シロバナサクラタデ
花の距は袋状で先がくるりと巻いたユニークな形、内部の蜜を求めて蜂が寄ってきます。くるりと曲った先に掴まりちゃっかりと蜜を吸う蜂の生態についての指導員の説明に皆熱心に聞き入る。
①ミゾソバ②ハッカ
そしてもうひとつの目玉、ゴキヅル(合器蔓)の卵型果実の割れ方が碁石入れの蓋に似ていることなどの解説にも興味津々。ハンノキの湿原を貫け、湧水がぽくぽくと湧き上がる「いっせんぼく」で小休止。
①アカバナ②ホトトギス
広々とした谷津田風景の中を昼食場所の妙泉寺を目指しました。同寺は700年余の寺歴を有する曹洞宗の古刹です。
①イボクサ②ヒメクグ
お寺のご好意で境内とトイレを拝借、帰り際にお庫裡さんから「よかったら・・・」との言で、寺宝で県文化財の梵鐘を一突き、会員の健康と安寧を祈念しました。
①イタカサブロウ②イヌホオズキ
昼食後は14:00の列車を目指しての帰路。秋風にゆらぐオギやススキの穂は逆光に輝き銀の波、そしてどことなくもの寂しさともののあわれを感じさせる秋の風情を満喫できた一日となりました。(深草)