日時:平成14年月5月22日(木) 6:50~18:30 天気:曇り 参加人数:45名
コース:四街道駅南口→蓮田SA→湯滝(昼食)→戦場ヶ原→赤沼→日光植物園→羽生PA→四街道着
担当:小沢・荘子・晝間・松川
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バスはみんなの期待をのせて奥日光へ。車窓の景色は深緑の初夏から浅黄色の早春へ。
さらに冬の装いが残る戦場ヶ原から湯滝へ向かいました。外の気温は13度ぐらい?昼食後、湯滝を見学、水量の多さと流れ落ちる美しさに感嘆の声があがりました。
いよいよ出発! シカ防護柵をくぐり赤沼まで2時間20分の行程です。
奥日光は、今が早春、ようやく訪れた春を待ちわびていたかのようにタチツボスミレ、ミヤマスミレ、ヒメイチゲ、ヒゲネワチガイソウ、ミヤマカタバミ、セントウソウなどの可憐な花が私たちを迎えてくれました。川沿いのオオカメノキの白い花は一際目立ち、コゴメウツギは小さな花を咲かせていました。
①ミヤマスミレ②ヒメイチゲ
湯滝付近は、コメツガ、アスナロなど常緑の樹木が多く起伏のある道です。両側に山が迫り、その間を流れる湯川は、釣りのメッカとあって渓流釣りの人がカワマスを釣り上げていました。
辺りの梢の間にはキビタキやコサメビタキが飛び交い、美しいさえずりと鮮やかな羽色に思わず足が止まりました。
①ヒゲネワチガイソウ②セントウソウ
泉門池で小休憩。戦場ヶ原の風景は一転、カラマツの葉の芽吹き、ミヤマウグイスカグラの赤い花、初めて見たクロミノウグイスカグラの黄色い花、夏の戦場ヶ原を代表するホザキシモツケは、ようやく葉が出たところでした。
①オオカメノキ②コゴメウツギ
湯川に沿って蛇行する木道からは、広大な湿原を前庭に遥か遠くに見える男体山をはじめ山々がパノラマのような素晴らしい景観を造っていました。
①ミヤマウグイスカグラ②キビタキ
天候は曇りながら気持ちは晴れ晴れ。湯川の所々で見られる谷地坊主は、古い根が密生した上に新しいスゲが生え、水に浸らないようにしているとのこと、厳しい自然の中で生きる技を見せつけられるようでした。湯川を近くに見てズミやシラカンバの林に入りました。
①ハンカチノキ②シロヤシオ
本来ならば鳥の鳴き声が聞こえるところですが・・・それでも「野鳥の楽園」と言われる戦場ヶ原、キビタキ、ミソサザイ、センダイムシクイ、ノビタキ、コサメビタキ、ウグイス、ホウアカなど普段目にすることのない鳥を存分に楽しみました。
①ヒメウツギ②ウスバシロチョウ
2時、全員が赤沼に到着、日光植物園へ向かいました。新緑、滝、渓流、植物、山々、野鳥など見どころ満載の充実した観察会となりました。
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