目黒自然教育園観察会

日 時:平成25年9月20日(金)  8:15~14:00 天候 晴れ 参加人数 44名

コース: 目黒駅10:10→目黒自然教育園10:30(教育管理棟→路傍植物園→ひょうたん池→水生植物園→森の小道→武蔵野植物園(昼食))いもりの池→水鳥の沼→教育管理棟)にて解散14:00

担当者:荘子・晝間・渡邉(勲) 

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台風一過の快晴、8時37分の快速に乗り目黒へ。一路自然教育園を目指す。

自然教育園の観察中
自然教育園の観察中

 

 

園内に入場、早速、今日の見所情報を入手、期待が一気に高まる。今回は少人数のグループで思い思いに草花を見て歩くことにした。

 

 いざ出発!マツカゼソウ、ヤブタバコ、ユウガギク、シュウブンソウ、ヤマホトトギス等、可憐な草花が道の両側で皆を待っている。ムサシアブミの巨大な実が葉影で大きくなっているのを見つけて感動。 

ビナンカズラの実もそろそろ大きくなり、本格的に色づいてきた時はさぞかしきれいだろう。「物語の松」を過ぎ水生植物園へ。ツリフネソウ、アブラガヤ、ガマ、ヨシといった水生植物を観察する。 

①ヤマホトトギス②ムサシアブミ

いよいよ森の小道に入る。自然林の中の小道は、更にひんやりとした風が心地よく、大都会の真ん中にある公園とは思えない。先へ進むとお目当てのキジョランがあった。

葉っぱを眺めるとアサギマダラの幼虫の食痕らしき跡が確認できた。

①トラノオスズカケ②ツリフネソウ

 

森の小道を抜けるとすぐオオヒナノウスツボがあった。花は終わり。わずか1、2輪程度、可憐な姿を見せていた。シモバシラ、カリガネソウ、カラスノゴマ・・・次から次へと目を奪われるほど。武蔵野植物園手前の広場で昼食。後半の観察開始。

「おろちの松」を過ぎたあたり、池の方を見下ろすと大きな木の枝先に黄色い実が付いている。イイギリである。

①シモバシラ②カリガネソウ

さらに進むと、アカメガシワの大木が大きく枝を張り出している。幹回りがゆうに60cmは超え、そばのスダジイが見る影もないという感じである。

 

水鳥の沼から館跡につながる緩やかな登り道を進むと、お目当てのトラノオスズカケがあった。アザミの花に似た紫色の花が咲いていた。

①オオヒナノウスツボ②カラスノゴマ

高松藩の下屋敷があった頃薬草園が作られ、四国に咲いていたトラノオスズカケが持ち込まれたのではないかとのこと。路傍植物園に至る道路に出て右手にまがると出発点の教育棟が見えてきた。また来たいねと話しつつ観察会を終了した。(渡邉)