吉見の森自然観察会

日時:平成25年5月29日(水)  9:30~14:00 天候 曇り一時雨 参加人数 33名

 

コース:千代田調整池9:30→亀崎→吉見→飯綱神社→(熊野神社→フクロウの里)→甲賀神社(昼食休憩)→水道塔→吉見→亀崎→千代田調整池 

担当者:A班 鈴木・末永・鶴田・渡邊・小澤 

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観察中
観察中

10日早く梅雨入り、今にも雨が降りそうだが33名が傘を持って集合した。

 9時半、千代田調整池を出発。池の周りのソメイヨシノは小さなサクランボを付け、紫に熟した実を早速口に入れたが渋みがあり食べられたものではなかった。林の入り口にはシデの三兄弟、アカシデ、イヌシデ、クマシデが見られた。

前もって準備した果穂と葉で見分け方を勉強した。林に入るとトキワツユクサが群生、荒れた畑にはキキョウソウ、オッタチカタバミ、ニワセキショウやコヒルガオなどの帰化植物が目に付く。

四街道から佐倉に入ると田植えが終わったばかりの水田に出る。アマガエルやトウキョウダルマカエルが合唱、水田にはダイサキが二羽じっと立って餌を狙っている。3羽のアオサギか悠々と飛んでいる。

①アカシデ②キキョウソウ

雨の降る前に昼食場所の甲賀神社に着くためにルートを変更、熊野神社やフクロウの里を避け、谷津に沿って歩く。ニガナ、ウワミズザクラ、ムラサキシキブ、サンショウ、ノイバラ、アメリカフウロ、マユミ、オヤブジラミ、クマノミズキ、ウコギなど観察された。

①イチヤクソウ②ナヨクサフジ

甲賀神社には予定より30分早く着いて昼食とした。神社は崖崩れのためスダジイの大木が切られ、入り込んだ光で植生も変わってきている。イチヤクソウやキッコウハグマが広がり群生している。

帰りは、道端の植物を観察。ヤマグワは実を付け、紫の実は甘くてまあまあ美味しく懐かしかった。

①マメグンバイナズナ②ヒエガエリ

ナガミヒナゲシ、ムシトリナデシコ、ヒルサキツキミソウ、ユウゲショウ、ヒレハリソウ、セイヨウオオバコ、ツボミオオバコ、イモカタバミ、カラスムギ、ネズミムギ、コバンソウ、ヒメコバンソウなどの帰化植物、ナヨクサフジは耕作放棄地再生利用として緊急対策で植えられたものであり、いわゆるゲンゲ(レンゲソウ)と同じように緑肥とされるものである。

①ツマグロヒョウモン②ダイミョウセセリ

帰着30分前には小雨が降ってきたが、観察には影響がなく、大変勉強になることが多くあり、自然観察会を無事終わることができた。(鈴木)