紅葉の新宿御苑を歩く

日 時:11月29日(木)薄曇り 8:15~14:00 参加者:31名

 

日 時:11月29日(木)薄曇り 8:15~14:00 参加者:31名

コース:8:24四街道駅→新宿駅→10:10新宿門より観察スタート→母と子の森→いきものの道→上の池→旧御凉亭→12:00昼食(レストハウス前)→13:00出発→バラ園・プラタナスの並木→イチョウ、ユリノキ→ジュウガツザクラ、ハナノキ→14:00新宿門

担 当:和田・晝間・松川

※本文の写真にはタイトルがありません。 

紅葉の下を歩く
紅葉の下を歩く

うす曇りながら風もなく、穏やかな天候に恵まれた新宿御苑で、巨木・古木が繰り広げる豪快かつ繊細な秋の景色を楽しみました。 

紅葉の下を歩く
紅葉の下を歩く

 ラッシュアワーの混雑を避けるため、千葉駅で始発の各駅停車に乗り換え、10時頃JR新宿駅に到着、変貌をする南口を横目に見ながら徒歩10分、新宿門に到着しました。特に班分けはせず、ゆっくりと園内を観察することにしました。

新宿御苑は徳川家康の家臣 伊那・高遠城主 内藤氏の江戸屋敷であったところです。明治8年に内務省内藤新宿試験場としてスタート、明治39年には皇室の庭園になり、戦後昭和24年に国民の公園として一般に公開されました。苑内には明治時代からそのままの状態で自然に成長させた樹木も多く、巨木、古木が多数見られました。

ヒマラヤスギ、プラタナス、レバノンスギ、ラクウショウ、ケヤキ、カツラ、イチョウ、ユリノキなどの巨木は目を見張るものがあり、しばし言葉も出ず、よくぞここまで成長したな~と感嘆するばかりです。

あまり手を加えず自然の状態が保たれているのでケヤキなど普段見慣れた樹木も別の木のように感じられたりしました。幾多の気候変動、戦災、病害などを乗り越えたその生命力の強さと関係者の努力には全く敬服いたしました。  

モミジの紅葉、イチョウの黄葉、プラタナス、メタセコイヤ、ケヤキなどの葉っぱもそれぞれ精一杯にその命の再生に向け躍動をしており、そのグラデーションの素晴らしさはどんな芸術家も足元に及びません。晩秋に素晴らしい生命の躍動を感じさせてくれました。 

子供の頃から親しんだ新宿御苑ですが、晩秋のこの時期に、ただ美しいというだけでなく、生命の再生への躍動を感じ、ものすごいエネルギーをいただきました。

自然観察をやっていて本当に良かったと心から感じられた1日でした。(M)