小名木川周辺を歩いて秋を感じよう

日 時:11月2日(水)晴れ 9:30~14:00 参加者:24名

 

コース:旭ヶ丘中央公園集合→山梨小下→鹿渡の林沿いを行く→鹿渡集落・善光寺そば→遠田橋そば→ムクロジの里(昼食・休憩)→山梨集落下→旭ヶ丘中央公園着

担 当:A班 小泉・小澤(幸)・鶴田・末永・和田 

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観察風景1
観察風景1

天候に恵まれ穏やかな観察会日和。集合場所の旭ヶ丘中央公園は小さなタネをつけたケヤキの葉が舞い散り、いつの間にか秋の装いに変わっていました。

山梨小学校下の谷津へ下りてしばらく行くとKさんが最先よく藪の中にキチジョウソウの花を見つけました。この辺りは樹木の伐採後、様々な野草が生え中でもメナモミ(実は粘り気のあるユニークな形)は一面に広がっていました。

観察風景2

小名木川を渡ったところは、南からの日差しを受けて、ホトケノザ、タンポポ、ハナイバナなどの野草が咲いて冬に向かう時期を忘れさせるようでした。

①キチジョウソウ②メナモミ

壷型のナガコガネの卵嚢を観たり、小春日和に舞うチョウの姿を追いながら進み、鹿渡の集落へ入りました。不動尊堂の大イチョウは銀杏が熟し、辺り一面に強烈な臭いを放っていました。狭い坂道を下り、再び谷津へ出て林縁沿いにムクロジの里へ向かいました。

①ヤツデ②クコ

シロダモ、ガマズミ、サルトリイバラ、ヤブコウジ、ムラサキシキブの実、カラムシの葉を綴った中のアカタテハの幼虫、コガネゴモやオオカマキリの卵嚢などこの時期ならではの生きものとの出会いがありました。

①ヤブミョウガ②イチョウ

昼食はムクロジの里。ウマノスズクサで育ったジャコウアゲハの越冬蛹が見ることができました。シンボルツリーのムクロジは実もたわわ、拾い集めてシャボン玉遊びに興じました。 

①ナガコガネグモ(卵嚢)②ジャコウアゲハ(蛹)

帰路は山梨側の林縁をのんびり歩きながら、旭ヶ丘中央公園へ。声高に縄張り宣言をするモズ、田んぼに降り立つハクセキレイ、眩いほどのオギやススキの穂、路傍の野草、真っ赤な実とかわいい花がどっちも素敵なクコ・・・ 深まりゆく秋、谷津の光景に浸りながら歩いた一日でした。(H)