総合公園周辺の谷津を歩く~秋の元気な生き物~

日 時:9月18日(火)曇時々雨 9:30~13:15 参加者:41名

 

コース:旭公民館→上野地区→総合公園キャンプ場(昼食)→旭中学校脇→旭公民館

担 当:C班 (青柳・遠藤・荘子・晝間・松川・渡辺(幸)・渡邊)

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 出発前に雨雲が頭上に・・・、小雨はすぐに止んで予定通り3班に分かれてスタート!この時期元気な“つる植物”、たくましく生きるクモやトンボなど秋の動植物にポイントをおいた谷津をめぐるコースです。 

公民館を出てすぐ大木のてっぺんまでよじ登るフジに「あそこまでどうやっていったの?」の声。畑脇の境界木を一面に覆ったヤブガラシのそばでは花や巻きひげの仕組みをじっくり観察しました。林縁へ下りるとヘクソカズラ、ヤマノイモ、オニドコロ、アカネ、カナムグラ、クズなどが巻きつき、からまり、寄りかかりその勢いは止められないほどでした。

①ツルボ②キバナアキギリ

この時期定番のジョロウグモは幼体、成体入り混じり至る所で大きな網を張っています。今日のハイライトは幼体の網造りに遭遇したこと。ジグザグの足場糸の間を右へ左へ往復して馬蹄形の網を張っている最中で思わず釘付けに・・・。オスがメスの腹部を触肢で触れて交接(交尾)する光景は息をのむ一瞬でした。コガタコガネグモ、隠れ帯が目立つ大きなナガコガネグモ、オナガグモなど興味深いクモの生態にも触れることができました。

①シラヤマギク②トキリマメ

一方、刈り取りを終えた田んぼは稲のひこばえ(ひつじ)が出揃い、ヒレタゴボウやクサネムが咲き、林縁にはツルボ、キバナアキギリ、ヤマホトトギス、シラヤマギク、ヒヨドリバナ、ハギ、ミズヒキなど秋の野草が時折目を楽しませてくれました、ベッコウシリアゲ、ホタルガ、カラムシにいたフクラスズメ、アカタテハの幼虫など生き物いっぱいの道々は会話も弾みました。

①ジョロウグモ②ナガコガネグモ

怪しい空模様、総合公園に着くと再び雨が降り出し、屋根のあるところを見つけて昼食タイム。帰路は谷津へ降りるコースを変更、舗装道路を通って旭中学校へ・・・

ジンジャーの花の香りを嗅いだり、ひまし油を採ったと言うトウゴマ(別名:ヒマ)の話題で盛り上がりました。

①コガタコガネグモ②ホタルガ

旭中学校脇を抜ける頃、雨は上がり強い陽ざしが照りつける中、1時すぎ旭公民館へ着きました。

 

スズメバチと雨でコースを短縮して実施した観察会でしたが生き物とのたくさん出会いと感動があり思い出に残る一日となりました。(H)